音と感情のスケールを広げるdoggieのセンス

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文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はdoggieをご紹介します。

ドラムで鍛えられた感覚

2020年から活動を始め、すぐさま人気イベント<track maker>に出演するなど、注目を集める大学生ラッパー・doggie。幼少期からドラムを叩き、高校時代にはバンドのドラマーとして活動してきた彼は、そのリズム感を生かしたラップスキルはもちろん、トラックプロデュース力も侮れない。

2021年11月にリリースした、自身の音楽活動の中での葛藤やもどかしさを込めた楽曲「ivory」は、前作のチルなトラックからガラリと表情を変えたアッパーな1曲。しっかりと響く低音使いや音の厚みはもちろん、バックで彩るシンセの華やかさやサビのメロディのキャッチーさ、期待を裏切らないドロップを用いたドラマチックな展開が、歌い、踊りたくなるようなポップさと感情を掻き立てるパワーを発している。

その絶妙なバランス感には、ロックやJ-POP、ゲーム音楽などに影響を受け、ポップさとドラマチックな楽曲センスで人気を博す、ゼッド、ポーター・ロビンソンといった海外プロデューサーに通ずるものを感じた。余談ではあるが、ゼッドは元々ドラマーであるし、ポーター・ロビンソンもライブではパッドを使いこなし、リズムを作り上げる。ドラムというポジションは、リズムという楽曲の根底を支えるポジションだからこそ、全体を把握する感覚も研ぎ澄まされるのかもしれない。

そんな、2分弱という短時間で大きな可能性を感じさせる楽曲だった。これからリリースを重ねることでどんな進化を遂げるのか、楽しみで仕方ない。

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