ライブやフェスティバルが復活した2022年。時代を超越するようなアンセムが生まれるなど、再び音楽を共有できる喜びに満ちた一年だった。「Best of 2022」では、海外のアーティストについて自身の視点から日々発信している竹田ダニエル、Lisa、Akari、Takashiにベストソングやアルバムなどを訊いてみた。
Cosmo’s Midnight, SIRUP, Shin Sakiura 「BREAKTHROUGH」 Pink Pantheress _ Sam Gellaitry「Picture in my mind」 Fred again…「Jungle」 Beyonce「PURE/HONEY」 The 1975 「I’m In Love With You」
Best Album
竹田ダニエル:
Beyonce 『Renaissance』 Amber Mark 『Three Dimensions Deep』 SZA 『SOS』
映画『everything everywhere all at once』。「世界で最も凄い映画」と評価する人の気持ちがよくわかる!今年観た映画の中で圧倒的なトップでした。 「誰もアジア系の映画なんて見たくない」と揶揄されてきた中で、A24史上最高の収益を記録。ほぼ口コミとリピートで集客できているのも納得な衝撃作。
Lisa
Best Song
Lisa:
Been Stellar「Kids 1995 」 SOM4LI 「メイ」 Pink Pantheress「Take me home 」 Harry Teardrop 「Midtown 」 BloomOS,PetalSupply,Himera「Always(PetalSupply’sBullethell)」
『わたしは最悪。』(原題:The Worst Person in the World) 2022年の第94回アカデミー賞で国際長編映画賞と脚本賞の2部門にノミネートされた、デンマークのヨアキム・トリアー監督の最新作。素晴らしい画角と映像美で、儚くも移ろう時を描いた恋愛ドラマ。主人公は飽き性で、興味を持っては離れてを繰り返す。その"ここではないどこか"を求める主人公の焦燥感が、個人的にはとても美しかった。自分の求めるものを求めていく。今までの価値観も年齢も関係なく、自分の好きな方向に進んでいく。そんな姿は側から見たら"最悪"と思われるかもしれない。しかしそれはそれ、自分は自分。これは自分探しの旅を促してくれる最高な映画だ。いま自分自身に迷っている方と、ノア・バームバック監督の『フランシス・ハ』好きな方にぜひおすすめしたい1作。