文: DIGLE編集部
音楽との出会いから人生は変わるーー
さまざまな方法で音楽を共有することによって、人との繋がりが広がっていった2022年。DIGLE MAGAZINEでの発信はもちろん、アーティストのライブをみているとき、友達と一緒に音楽を聴いているとき、ダンスフロアで踊っているときーー。音楽の好みも遊びにいく場所も異なる編集部スタッフだが、改めてそれぞれが、音楽を分かち合う楽しさや喜び、そこから生まれるポジティブな力を実感した一年だった。「Best Music Moment of 2022」では、そんな各編集部スタッフの今年のお気に入りの楽曲やアイテム、音楽での最高の瞬間を振り返りたいと思う。
Etoo:
安次嶺希和子「Snowman」Etoo:
運良くカルティエのイベントにお呼ばれして、宇多田ヒカルのミニライブをWALL&WALLで最前列で見るという二度とない経験ができたこと。Etoo:
ASHIDAVOX ST-90-05-K(黒色)。ちょうど充電に左右されない有線式のヘッドフォンがほしいと思ってたところに、ネットで「異世界転生ヘッドフォン」(値段の割に出音が良すぎてついたあだ名らしい)の黒色が出るというので購入。創業80年、ミュージシャンやエンジニアの高い要求に応える最高級ヘッドホンを作っていたアシダ音響さんが作った一般ユーザー向けのヘッドフォンです。評判通り出音も申し分なく、これが6000円台で手に入るとは驚きでした。見た目もレトロでお気に入りです。Asahi:
Ginger Root「Loneliness」Asahi:
今年はサウンドスケープについて勉強したり環境音を取り入れた楽曲を多く聴く傾向にあったせいか、今まで気にしていなかった音も耳をすませて聞きながら外出するようになりました。一部書籍によると、日本では江戸時代に虫の音を楽しむ「虫聞きの会」という会が行われていたらしく、昔から環境音を音楽として捉える文化があった事がわかります。そんなバックグラウンドを想像しながら様々な環境音楽を聴きながら外出したり、風景を音にも注意しながら眺めると違う方面からの気づきを得る事も多くなり更に音楽、音の風景を楽しめるようになりました。Asahi:
「アーユル・チェア」。最近はデスクワークが増えて腰の痛みも出てきていたのですが、このアーユル・チェアを買って利用するようになってからは腰の痛みが全くなくなって助かってます。Mao:
Shygirl 「Coochie (a bedtime story)」Mao:
9月に行ったベルリンのナイトクラブ、BerghainのPanorama Barで踊っていたとき。無機質なダンスフロアなはずなのに、自然の中に身を置いているような不思議な世界に引き込まれていった4時間。次第に解放されていく感情と、それによる癒によって戻ってきた心の自由。ダンスフロアから湧き上がる力強いエナジーと、やさしい愛につつまれた忘れられない夜。Mao:
今年のはじめに買ったパーティー用の靴。ナイトクラブに限らず、野外フェスやレイヴでもこれを履いていれば踊りやすい。そして何より身長が高くなる。TUDA:
butasaku 「atatakai」TUDA:
今年何度かあった家(友達の家の地下、豪邸、エアビー、海の家など)でのパーティー。特にコンセプトがあるわけではないのでそれぞれが好きなようにDJして、聴いたり聴かなかったりなんなら眠ってしまったり、音とそれ以外の中間地点に常に留まれるあの感じ。TUDA:
5年前くらいのBluetoothイヤホンをから買い替えてリスニング環境がかなり改善された。低音も高音も綺麗に出力されるうえ、ノイズキャンセリングも搭載されているためアンビエントやエクスペリメンタルなど繊細な音を使った音楽を聴く割合が増えた気がする。外の音を拡張するアンビエントサウンド機能を使って外気の音と混ぜてどっちの音なんだ?と自分を混乱させるのも面白い。Kou Ishimaru:
ANORAK!「新宿」Kou Ishimaru:
今年の「音楽での“最高の瞬間”」は、“野外で大きな音を鳴らした瞬間”です。ここ5年ほど、色々なバンドでかなりの数ライブをしてきていますが、野外でライブできる機会は今でもレア。THE ティバのサポートとして、活気の戻ってきたフジロックのルーキーステージで演奏した時は客席の後ろに見える山々も一緒になって音楽を楽しんでいるように見えたり、柏の野外フェス・CAMPASSにBearwearで出演させてもらった際は、主催の計らいで最高のサンセットタイムをいただいてしまいました。野外イベントは集まる人みんなが心地よさそうな顔をしていて、その場にいるだけでやさしい気持ちになれます。Kou Ishimaru:
『モニタースピーカー YAMAHA HS5』。6月に制作用としてモニタースピーカーHS5を買いました。今まで自分が参加するバンドではiPhoneのGarage Bandでデモを作り、あとは外部のエンジニアさんに頼んでレコーディングスタジオで完成させる流れだったのですが、自分でMIX/MASTERINGまで終えれるのではないか、と思い立って購入。特別に上等なものではなく定番のスピーカーですが、完パケさせるための“決意の一品”として愛着が湧いています。Mizuki Saigo:
秋山璃月 「ガラスが割れた!!」Mizuki Saigo:
11/17、この日は仕事を早めに切り上げ浮き足立って恵比寿へ。Big Thief、念願の来日公演。食品まつり a.k.a foodmanさんのバチバチのノイズDJセットから始まり、音の心地よさに包まれながら期待が高まる。(できることならBig Thiefとシームレスに繋いで欲しかったけど)ようやく登場したAdrianne Lenkerは写真で見ていた通りのクールな坊主姿で、彼女が歌い出した瞬間、興奮で大きな声が出てそれから開いた口が塞がらなかった。機材トラブルでギターの音が出なくなってしまった時でも、音を止めることなくみんなで音を繋いで、繋いで、セッションが始まって。やっぱりライブって最高だなという感覚を再び思い出しました。まだ夢のような心地…。アグレッシブなポストパンクやロックを聴いていた1年前とは違って、最近はなんだかフォークやトライバルなものに惹かれています。来年は野外で音楽を聴く機会を増やしたいな〜。Mizuki Saigo:
家でコーヒーをたくさん飲むので気分をあげるために可愛いコップをたくさん集めています。こちらは古物市でゲットしたもの。最近はOBSCURA COFFEE ROASTERSのコーヒーばかりを飲んでいます。MATTERHORNのバウムクーヘンと共に。TAG;
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