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文: DIGLE編集部 編:DIGLE編集部
タイ・バンコクを拠点に活動し、ブーム(ヴォーカル)、タイマー(ギター)、ゲーム(ベース)、ピーチ(ドラム)の4人で構成されているポップバンド・Blackbeans。
高校の友人同士という関係から音楽活動を始めた彼らは、2017年にデビューシングル「Moon」をリリース。YouTubeで100万回以上再生された2019年のシングル「Wish」が、批評家、メディア、SNSを中心に大きな注目を集め、2021年にはアンビエントミュージックからの影響や、洗練されたサウンドデザイン、キャッチーなメロディーを昇華した5曲入りEP『Photosynthesis(光合成)』で200万以上のストリームを獲得するなど、より一層その存在感を示してきている。
今回、DIGLE MAGAZINEでは、彼らの活動のこだわりやルーツになっている音楽などを訊くメールインタビューを行った。
ー高校の友人同士という関係から音楽活動を始めたとのことですが、改めて4人の出逢いから、バンド結成までの流れ、各メンバーの担当を詳しく教えてください。
Blackbeansは、ブーム(ヴォーカル)、タイマー (ギター)、ゲーム(ベース)、ピーチ(ドラム)の4人編成で、みんな同じ高校出身です。2013年にタイマーとピーチが、今はいないメンバーと結成したのが始まりで、ブームとゲームが後から加入したんです
ー所謂“インディポップ”と言われるような、ナチュラルな生楽器とリバーヴィなギターによる爽やかで空間的なサウンドは、活動初期から一貫しているように思えます。活動当初、バンドとして強く影響を受けていた音楽やカルチャーはどういったものになりますか。また、メンバー共通して挙げられるフェイバリットアーティストがあればいくつか教えていただきたいです。
ColdplayやKodaline、The Beatles、5 Seconds of Summerなど数多くのロックバンドから強い影響を受けていることは断言できます。その中でもイングランド出身のバンドが最も好きですね。きっと僕らの音楽はタイの文化とそれらの音楽が混じり合ったものかと。シンプルであり、かつ様々な音が絡み合ったサウンドと言えるかもしれませんね。
ーロックのどういう部分に惹かれましたか。
色々なジャンルの音楽が好きなのですが、なかでもロックは僕らにとって人生の一部だと思ってます。ロックの音楽性、歌詞、それにアイデンティティーが本当に大好きなんです。
ープロフィールには“easylistening / pop band”との記載があります。特に、2021年のEP『Photosynthesis』では、1曲目の冒頭からパッドシンセの持続音や鳥の声のサンプリングを使い、アンビエントミュージックの要素を取り入れていますが、キャッチーなメロディにこういったeasylisteningな音響の要素を加えたのは、どういった心境の変化から行ったことなのでしょうか。
僕らは色々な世代のひとに僕らの音楽を聴いて欲しいと願っています。鳥のさえずりやアンビエントな曲調を取り入れたのは、あのEPの持つコンセプトがどんなものか表現したかったからです。
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