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MA’LILとHODAKAによるR&Bデュオ、JamFlavorがニュー・シングル「Fade Out」をリリースした。
今作は9月にリリースした「CRY~戻りたい夜を~」と同様に、11月26日公開の映画『幕が下りたら会いましょう』へ書き下ろした楽曲。ストリングスを盛り込んだ感動的なバラード「CRY~戻りたい夜を~」と、今日的なトレンドも取り入れたオルタナティブR&Bな「Fade Out」。どちらも映画のストーリーとリンクしながらも、強いメッセージ性を放つ楽曲となっている。
今回のインタビューではこの2曲の制作背景を中心に、近年のJamFlavorの活動とそこで起きた変化について語ってもらった。
―昨年から続くコロナ禍における活動はいかがですか?
HODAKA:
2018年から別プロジェクトでの活動が中心になっていたのですが、その活動が2019年12月に終了して、再び2人で始動した矢先にこういう状況(コロナ禍)になってしまって。ライブが中々行えないので、制作に重きをおくようになりました。MA'LIL:
ライブの現場が少なくなったことで、色々なアーティストさんがSNSやネットでの発信を多くするようになりましたよね。私たちもその頃からTikTokを新たに始めて。ライブや作品で発信するのとはまた別のおもしろさと難しさがあるなと感じました。―その2点について、具体的に教えてもらえますか。
MA'LIL:
SNSだと比較的簡単に聴いて(見て)もらえるけど、深く響いたり、広げていくのが難しいところだなと。ライブなどの現場でファンの方と直接コミュニケーションとるのと、コメント欄での交流は全然違うように思えて、適切な距離感などをまだ模索しているような感覚があります。HODAKA:
おもしろい部分というと、今年に入ってからボイトレ動画を投稿し始めたのですが、それが結構反響を頂けて。個人的には新たな可能性を感じています。MA'LIL:
SNSや配信ライブのMCではいつものライブよりもパーソナルな内容になりがちで。これまで以上に私たちの人間味を発信できているのかなとも思います。―2人体制のJamFlavorとして再始動し始めて以降の制作についても教えて下さい。別プロジェクトを経て、心境の変化などはありましたか?
HODAKA:
東京に来たこともそうですし、マネージャーも変わって、環境が大きく変化しました。そういう意味でも、心機一転という気持ちが大きかったですね。MA'LIL:
自分たちの作品についても改めて見直す機会になりました。これまでは自分たちのルーツや個性を出しつつも、どうやったら広く届けられるのかっていうことを考えていたのですが、一度自分たちのやりたいことに振り切ってみることにして。それでできた作品が去年の夏にリリースした『retest』です。タイトル通り、“もう一度自分たちを試して欲しい”という気持ちを込めた作品になっています。―制作のプロセス的に変化したことはありますか?
HODAKA:
『retest』以降の話になってしまうんですけど、マネージャーにも制作段階からより深く関わってもらうようにして。例えば歌詞のわかりやすさ、伝わりやすさという点について、客観的な意見をもらって、3人で話し合っていくようになりました。MA'LIL:
これまでの作品を見直したときに、私たち自身の頭の中ではストーリーが描けているけど、言葉での表現が足りなかったんじゃないかって思ったんです。お洒落さや難しい言葉を避けて、もっと素直に書くようになりました。HODAKA:
ストレートに自分の思いを綴るっていうことについて、少し気恥ずかしい部分もあるんですけどね(笑)。巧い言い回しやカッコいい言葉使いも捨てたくない。でも、それだけだと自己満足になってしまう。このバランス感が難しいところですね。―今年8月にはMA’LILさんの初のソロ作品もリリースされました。ソロ・プロジェクトをスタートさせた経緯というのは?
MA'LIL:
元々2人ともいつかソロもやってみたいという気持ちがあったし、お互いに話し合ってもいたんです。私の場合、ソロへ向けた作品も少し書き溜めてあって。ちょうどソロでのお話を頂けたので、作り溜めていた曲に新たに手を加える形でシングル「cheek time」をリリースしました。―MA’LILさんのソロ曲について、HODAKAさんはどのように感じましたか?
HODAKA:
振り切ったなと感じました。JamFlavorとはまた違うスタイルになっていて、いいなと思いましたね。編集部のおすすめ Recommend
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