ナチュラルポップのマスコット・しなまゆ。「楽しい!」を届けるバンド理念に迫る

Topics

文: 黒田 隆太朗  写:遥南 碧 

デビュー5周年となる7月9日に、しなまゆが新曲「地球最後の夜に」を配信リリース。「自然にポップになってしまう」という3人に人間性から、バンドの根幹を紐解く。

しなまゆはとにかくポップ。シンプルでストレートに歌を届けることができるバンドである。J-POP由来のとびきりキャッチーなメロディと、開放的なエネルギーを持った爆発力のあるヴォーカルは特に魅力的だ。そんな彼らがデビュー5周年となる7月9日に、新曲「地球最後の夜に」をリリース。さらに同日から、アコースティック・アレンジを施したデビュー曲「ストロベリーフィールズ」を、ライヴ会場限定のダウンロード・カードとして発表した。いわばしなまゆの現在と原点を同時に楽しめる2曲である。バンドのルーツから始まり、「頭の中お花畑」という彼らの3人の人間性、そしてバンドの理想までをメンバー全員に語り倒してもらった。

し・な・ま・ゆ?

ーどういう経緯で出会った3人なんですか?

モリユイ(Vo):

タクマ、出会った経緯を「し・な・ま・ゆ」で説明して。

タクマ(G):

え? は?

モリユイ(Vo):

じゃあ、「し」。

タクマ(G):

…知り合ったのは。

モリユイ(Vo):

「な」。

タクマ(G):

…夏の日の。

モリユイ(Vo):

「ま」。

タクマ(G):

まっ昼間の駅のホームで。

モリユイ(Vo):

「ゆ」。

タクマ(G):

ユイが僕に声をかけた!

モリユイ(Vo):

おお!!

ウエノハラ(B):

凄い(笑)。

モリユイ(Vo):

…私とタクマが高校の同級生だったんです。

ーはい(笑)。

タクマ(G):

僕は軽音部で、沢山バンドを掛け持ちしている男だったんですけど。駅で名前も知らない女が、急に「あんたタクマっていうんでしょ!」って声をかけてきて。地の声がめちゃくちゃ大きいから、僕超恥ずかしくて。大きな声で「私バンド組みたいからギター弾いてよ!」て言われるから、そのまま敬語で「あ、はい」って答えて。

ー(笑)。

モリユイ(Vo):

その後ベースが1個上の先輩だったこともあって、先に卒業しちゃうから当時別の高校に通っていたウエノハラを紹介してもらって。バンドに入るとか入らないとか何も言わないまま「今度ライブあるからこの曲を覚えて来てね」って話して、それから今に至ります。

ールーツは3人とも近いんですか?

モリユイ(Vo):

いや、バラバラですね。私はDIGLEで作っているプレイリストに毎月ふくろうずを入れているんですけど、実は「地球最後の夜に」もふくろうずからインスピレーションを受けている部分があります。ふくろうずの歌がはサビをサビじゃなくしているところがあって、今回サビをWOW WOWって歌うようにしているのは、私が大好きな彼らの曲からきています。

ータクマさんとウエノハラさんはどんな音楽を聴いてきましたか。

タクマ(G):

僕は自分より上の世代のおじさん邦ロックが凄く好きで、一番好きなバンドはthe pillowsです。あとTHE YELLOW MONCKEYとかTRICERATOPSもよく聴きます。

ー音作りで影響を受けた人はいますか?

タクマ(G):

ギターのサウンドのルーツは、木村カエラのギターを弾いている渡辺忍ASPARAGUS)さんですね。渡辺さんは和音のオブリガートを多用に使うことが凄く多いんですけど、単音でリフを弾く時に、重圧感を持たせたままコードでメロディーラインを作るっていうのを学んだのは彼のプレイからですね。あと、意識していることとして、ピアノっぽい和音をイメージして作ることが多くて、コード弾く時もあんまりギターギターしていないものにしたいと思っています。

ウエノハラ(B):

私はふたりよりもメジャー寄りで、BUMP OF CHICKENUVERworld、あとPerfumeCAPSULEが好きです。

ー思い描く理想のベーシストはいますか?

ウエノハラ(B):

自分はこれ!って人がいるわけではなくて、その時々になりたい存在からちょこちょこっと自分の中に取り入れていく感じでなんですけど。でも、Bess Ball Bearの関根史織さんは凄く好きです。私がベースに求めるものって、裏では熱いものを持っていながら淡々とこなしていく姿なので、そういうところで関根史織さんに惹かれています。

ー職人肌のベーシストに惹かれる?

ウエノハラ(B):

そうですね。私はそれが女性のいいところでもあるかなと思います。手が小さいが故に限界を感じる部分があると思うんですけど、そこで自分の良さを生かしていくベーシスト達って凄いなって。たった1音で気持ちを届けるところや、独特のグルーヴ感が凄く良いんですよね。
次ページ:

SNSで記事をシェア

この記事を作った人

WRITER

黒田 隆太朗

平成元年生まれ、千葉県出身。ライター/編集。MUSICA編集部→DIGLE編集部。

PHOTOGRAPHER

遥南 碧

パンク、ブラック、ロックが好きな大阪出身のエモグラファー。「愛が見える写真」、「音が聞こえる写真」を撮ります。もっと色んな写真を見たいなと思ったらWEBサイトも覗いてなー!お仕事のご相談もお気軽に!

Webサイト

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

PLAYLIST CHART

毎日更新の人気楽曲ランキング

PLAYLIST CHART

毎日更新の人気楽曲ランキング

2009

夏にモリユイとタクマ中心でバンドを結成。

2011

6月にウエノハラが参加、正式にバンドしなまゆを結成しオリジナル曲を演奏しながら地元立川HeartBeatにてLIVE活動を始める。
女性Dr脱退後、サポートドラムを入れて現在のバンド編成となり立川HeartBeatより2枚の自主制作盤を発売(SOLD OUT)し精力的にLIVE活動を展開、2013年には都内でも本格的にLIVE活動を始め、8月に渋谷ルイードK2、12月に原宿アストロホールでしなまゆとしてのワンマンLIVEを開催、大盛況を収める。

2014

7月9日1st SINGLE「ストロベリーフィールズ」でデビュー
12月17日1St ALBUM「まえならえ」リリース

2015

初のツアー『高度33000フィートで行く!気持ちなツアー』を敢行

2016

3月9日 mini ALBUM「ヘンシン」リリース

2017

7月26日2nd Album「クランクイン!」リリース
7月28日渋谷eggmanを皮切りに「レコ発記念 しなまゆ”いい湯だな♨ ツアー2017” 」を敢行
ツアーファイナルではMt.RAINIEHALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて「しなまゆ全曲やるよっ!ワンマン」と題した41曲ライブを行う。

2018

4月22日 地元立川の緑町公園で、初の自主企画の野外イベント「たちかわヨカトコ ! Music Park2018 」を開催する。
このイベントを皮切りに「しなまゆUnplugged tour 2018~Living Room~」と題したアコースティック編成によるツアー全8公演を開催。
6月16日 「しなまゆUnplugged tour 2018~Living Room~」のファイナルワンマンを代官山 LOOPで開催。
12月17日 下北沢 MOSAiC にて、BAND編成の自主企画「E-ヲンナ」を開催。
閉じる