英国で2022年のカセット販売数が10年連続の増加

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文: DIGLE編集部 

英国の世界的なレコードレーベルや音楽会社を代表するBIPが解析した2022年のデータによると、英国ではカセットの売上が10年連続で増加傾向にあることが明らかになった。Arctic Monkeys、Florence + The Machine、Harry Stylesなどのアーティストが昨年、英国のカセットテープの売上を約20年ぶりの高い水準に引き上げている。

英国の世界的なレコードレーベルや音楽会社を代表するBIPが解析した2022年のデータによると、英国ではカセットの売上が10年連続で増加傾向にあることが明らかになった。Arctic Monkeys、Florence + The Machine、Harry Stylesなどのアーティストが昨年、英国のカセットテープの売上を約20年ぶりの高い水準に引き上げている。

カセットの売上は、2022年には前年比5.2%増の195,000枚となり、レコードの売り上げ前年比19%よりも低い水準となっているが、いくつかの新譜の売上構成において、カセットテープが重要な役割を果たすようになってきており、週間公式アルバム・チャートで1位を獲得したアルバムのチャート売上高の10%以上をカセットテープが占めたことが10回あったそうだ。昨年1位を獲得したCentral Cee『2』、Digga D『Noughty By Nature』、BLACKPINK『Born Pink』などは、ヴァイナルプレスではなく、カセット版を選択している。

BPI幹部兼暫定CEOのSophie Jonesは、「レコードと同様に、多くの現代アーティストがカセットをオーディエンスにアプローチするもう一つの方法として温かく受け入れており、時にはアルバムNo.1の達成に貢献したこともある」 「ス トリーミングが圧倒的に主要なフォーマットである一方で、カセットやレコードの人気が再燃していることは、フィジカル市場の継続的な重要性と、ファンが音楽を消費するための多くの方法があることを強調しています。」とと報道声明で述べています。

その他のカセットのマイルストーンとして、Discogsは、2021年10月までに同プラットフォームのマーケットプレイスに100万本以上のテープが出品されたことを明らかにしている。

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