ポール・マッカートニー撮影の未公開写真展が2024年に日本上陸

Paul McCartney（ポール・マッカートニー）自身が撮影した未公開のプライベート写真250点以上を展示する『ポール・マッカートニー写真展1963-64～ Eyes of the Storm～』 が、2024年に日本で開催されることが決定。7月より東京シティビュー（東京・港区）にて開催、以降大阪にも巡回予定となっている。

本展は、英・ロンドンにあるナショナル・ポートレート・ギャラリーのリニューアルオープン記念として、2023年6月28日～2023年10月1日に同ギャラリーにて開催されているもの。1962年にデビューし、瞬く間に世界のトップミュージシャンとなったThe Beatles（ザ・ビートルズ）が、世界を熱狂させ社会現象となる1963年11月から、「エド・サリヴァン・ショー」でアメリカに凱旋した1964年2月までの4か月間の記録となる。本展の副題でもあり、「嵐の目」とポールが表現した写真は、「ビートルマニア（ビートルズの熱烈なファンの呼称）」の当時の熱狂を自身がペンタックスのフィルムカメラで捉えたもので、彼がThe Beatlesとして過ごし、世界的なスーパースターとして世間を席巻するまでのストーリーを表現している。

今回選ばれた写真は250枚以上で、ポール自身が選定し、当時についての考察も紹介されているとのこと。なかには、リバプールのバックステージで撮影されたものや「エド・サリバン・ショー」に出演した際の写真など、60年前からネガやコンタクトシートのままでプリント化されてこなかった貴重な写真も。モノクロ194枚、カラー56枚が展示される予定だという。

なお、本展覧会について、ポール・マッカートニーは以下のように語っている。

「撮影から数十年経った今、これらの写真を見ると、ある種の無邪気さがあることに気づく。この時点では、すべてが新鮮だった。でも、この写真を見て、今と何ら変わりがないと思いたい。この写真を見ると、たくさんの物語や特別な思い出が蘇ってくるが、それが私がこの写真を愛し、常に私の想像力を刺激してくれる理由のひとつだ。これらの写真がナショナル・ポートレート・ギャラリーの長い改装を経た再オープンの際に展示決定されたという事実は、恐れ多いと同時に驚くべきものだ。60年後の壁に掲示されるのを楽しみにしている」

INFORMATION

ポール・マッカートニー写真展1963- 64～Eyes of the Storm～

会期：2024年7月～9月
会場：東京シティビュー (東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー 52階)
主催：フジテレビジョンほか
※以降、大阪巡回予定