文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
音楽ストリーミングサービス・Spotifyが、音楽やポッドキャストなどの今年のリスニングデータから2025年を振り返る各種ランキングを発表した。
2025年に世界で最も聴かれた楽曲は、Lady Gaga(レディー・ガガ)とBruno Mars(ブルーノ・マーズ)による「Die With A Smile」。そのほか、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の「BIRDS OF A FEATHER」、ROSÉ(ロゼ)とBruno Marsの「APT.」、Alex Warren(アレックス・ウォーレン)の「Ordinary」、そしてHUNTR/X(ハントリックス)「Golden」などが上位にランクイン。
また、最も再生されたアーティストはBad Bunny(バッド・バニー)に。2019年から2022年まで3年連続で本部門1位を獲得したあと、2年連続でTaylor Swift(テイラー・スウィフト)にその座を譲る形となっていたが、3年ぶりに首位を奪還。2位にはTaylor Swift、3位にThe Weekend(ザ・ウィークエンド)が続き、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)やAriana Grande(アリアナ・グランデ)、Bruno Marsといったトップアーティストが上位を占めた。
国内で最も再生された楽曲は、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」。続く2位にも「ケセラセラ」、3位「青と夏」、4位「Soranji」、さらに「ダーリン」「クスシキ」「点描の唄」など、計7曲がトップ10にランクイン。一方、Number_iが「GOD_i」で5位にランクイン。サカナクションは、配信リリース日最多再生記録を更新したことで話題を集めた「怪獣」が6位を獲得した。Jimin(BTS)は「Who」で10位に入り、グローバルな人気を背景にK-POPソロアーティストとしての存在感を国内でも証明している。
そして、国内で最も再生されたアーティストは、3年連続でMrs. GREEN APPLEに。2位には「ブルーアンバー」などの今年のリリース作をはじめ、数々の代表曲が年間を通して聴かれているback number、3位には「IRIS OUT」「JANE DOE」が大ヒットした米津玄師が登場。続く4位以下にはVaundy、Number_i、RADWIMPS、藤井 風、あいみょん、Official髭男dism、ヨルシカがランクインしている。

国内で最も発見されたアーティストはHANA、続いて2位は代表曲「かわいいだけじゃだめですか?」で支持を拡大するCUTIE STREETに。そして、サカナクションやMrs. GREEN APPLE、米津玄師、back numberなど、各種ランキングを賑わせたアーティストが並ぶ中、「革命道中 - On The Way」を7月にリリースしたアイナ・ジ・エンドが5位にランクイン。

国内で最も再生されたダンス&ボーカルグループはNumber_iに。2位以下にはBE:FIRST、TWICE、BTS、HANA、嵐、Stray Kids、JO1、TOMORROW X TOGETHER、aespaがランクイン。J-POPやK-POPといった枠組み、国境、言語の壁を超えて、ダンス&ボーカルグループのジャンルとしての人気や認知が確立したと言える。

海外で最も再生された国内アーティストの楽曲は、Creepy Nuts「オトノケ - Otonoke」に。Creepy Nutsとしては昨年の「Bling-Bang-Bang-Born」に続き、異なる楽曲で2年連続の首位を獲得し、グローバルでの存在感をさらに強めた一年となった。続く上位には、藤井 風「死ぬのがいいわ」、Teriyaki Boyz「Tokyo Drift」、YOASOBI「アイドル」「夜に駆ける」など、いずれも海外での長期的な支持に支えられたロングヒット曲が並んでいる。
2025年に海外で最も再生された国内アーティストはAdoとなり、2021年から2024年まで4年連続でトップに君臨していたYOASOBIに代わって初の1位に。2位以下にはYOASOBI、米津玄師、藤井 風、Creepy Nuts、XG、久石譲、BABYMETAL、LiSAなどが続いた。

国内で最も再生されたSpotify公式プレイリストは「令和ポップス」に。「平成ポップヒストリー」もトップ5にランクインし、ストリーミングを通じて時代を超えて新旧の楽曲が幅広く聴かれていることがうかがえる結果となった。また、アーティスト単独プレイリストでは「This Is Mrs. GREEN APPLE」が唯一国内トップ5入りを果たしている。
海外では日本発のアニメ関連プレイリストが特に人気を集め、「鬼滅の刃」プレイリストが2025年9月にSpotifyグローバルのデイリーアクティブユーザー数1位を5日連続で記録するなど、世界的な注目を集めた。このほか「This Is STUDIO GHIBLI」「Anime Now」「チェンソーマン」も上位に並び、アニメをきっかけに日本の音楽が聴かれる傾向が続いている。
国内で最もSNS上にシェアされた楽曲では、Number_iの楽曲が多数ランクイン。「BON」をはじめ「GOD」「INZM」「GOAT」「未確認領域」など6曲がTOP10に入っている。さらに、JO1「BE CLASSIC」、「Handz In My Pocket」も高い支持を集めたほか、Travis Japanの「Would You Like One」やSnow Manの「カリスマックス - CHARISMAX」など、ファンコミュニティの熱量が高いグループの楽曲が目立つ一年に。
最もSNS上にシェアされたアーティストでは、Vaundyが1位を獲得、2位にMrs. GREEN APPLE、3位にSixTONESが続いた。さらに、VやKinKi Kids、藤井 風、米津玄師、Number_iがランクインしている。

海外で聴かれた国内楽曲ランキングでトップを飾ったCreepy Nuts「オトノケ - Otonoke」が、国別ランキングでインドネシア、ブラジル、インド、タイの4カ国でランクイン。「死ぬのがいいわ」のバイラルヒットで2022年からグローバルな認知を広げた藤井 風は、今年もインド、アメリカ、フランス、タイで同楽曲がランクイン。特にタイでは「死ぬのがいいわ」「満ちてゆく」の2曲がトップ5に入っている。
また、韓国では米津玄師「IRIS OUT」が1位を獲得。3位には「Lemon」もランクインしている。
またSpotifyは、Spotify上での聴取履歴をもとに、リスナーが今年よく聴いた音楽やポッドキャストを振り返ることができる「Spotifyまとめ2025」も公開している。
自身が今年たくさん聴いた楽曲やポッドキャストを一覧でチェックでき、他のユーザーへシェアすることもできるので、是非友人、家族、お仲間とご一緒に楽しんでみてはいかがだろうか。
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