欧州注目の印刷法“リソグラフ”展覧会<RISO IS IT>渋谷パルコで開催

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文: Kou Ishimaru 

アートやデザインの分野で近年注目される”リソグラフ”の展覧会<RISO IS IT>が、渋谷パルコ内の「OIL by 美術手帖」ギャラリーにて開催。

アートやデザインの分野で近年注目される”リソグラフ”の展覧会<RISO IS IT>が、渋谷パルコ内の「OIL by 美術手帖」ギャラリーにて開催。

<RISO IS IT> は、近年ヨーロッパからブームに火がついた印刷技法の「リソグラフ」によるアートプリントを一堂に展示する企画。ギャラリーやリソグラフ印刷スタジオを運営するFL田SH(フレッシュ)によるディレクションと、FL田SHとOIL by 美術手帖のキュレーションのもと実施され、リソグラフ印刷の面白さや文化を伝え、アーティストたちの作品を通じてその印刷技術のユニークさを紹介する展覧会になっている。

ストリートアート、写真、ペインティング、刺繍など様々なジャンルのアーティストが賛同し、新進気鋭の若手から海外で活躍する著名アーティストまで参加。愛☆まどんな川島小鳥Russell MauriceBIENらをはじめとした33名のアーティストがラインナップし、普段の作品とは一味違う、味わい深い仕上がりのアートプリントが発表される。

展覧会会期スタートは、渋谷パルコの営業再開日から。最新情報はギャラリーHP・SNSにて更新される。 また、一部作品の紹介や、FL田SHによるステートメントもページ下部に掲載しているのでこちらもお見逃しなく。

作品紹介

Russell Maurice《Kyabetsu mask》、 リソグラフプリント
愛☆まどんな 「彼女の顔が思い出せない」シリーズより(コミックス白亜の表紙絵)、リソグラフプリント
BIEN《Scattered spells》、リソグラフプリント
川島小鳥《クリームソーダ星》、リソグラフプリント

ステートメント

リソグラフとの出会い。

2014年、海外の友人が制作していた自費制作冊子(ZINE)によってリソグラフという存在を知る。2016年、ヨーロッパ周遊中にドイツのリソグラフスタジオにてプリントを制作する。

リソグラフとは戦後の日本で謄写版印刷業として創業し、成長していった理想科学工業が独自に開発したデジタル印刷機の名称であることを知る。日本帰国後すぐに作家のエディションプリント作品の制作、ZINE制作を主としたリソグラフスタジオを立ち上げ、リソグラフのプリント展覧会[RISOU]の企画やそれに続く展覧会の企画協力と、プリント制作を行っていく。

そして2018年に渋谷の神宮前に印刷スタジオとギャラリー、販売所を兼ねたスペースであるFL田SH(フレッシュ)をオープンする。駆け抜けていく青春のように、まさしく路上の出会いからスタートしたリソグラフの旅は、このOIL by 美術手帖の展示によって、ひとつの節目を迎える。

FL田SHでは社会と芸術をつなぐ方法を実践しながら、暗渠のように断絶されながらも路上で発展してきたアングラともいえる表現、そして社会公共として存在するコモンとしての路上を往来してきた。路上が表現の場となっている作家や、フィールドワークを基に作品制作をする作家など、路上を寄り処とする様々な作家と共に路上での芸術の可能性を探ってきた。この意思表明に多くの人間が関わり関係しながら、我々の視野を少しでも広げていこうとする歩みを行ってきた。

なぜ今、リソグラフなのか。

海外で高い評価を受けそれが現在まで続いていることと呼応するように、日本リソグラフは日本で生まれ世界中で発展していった風変わりな印刷工程である。その源流は成熟都市である江戸の初期から中期にかけて生まれた木版画の浮世絵や千社札ともいえる。リソグラフは日本発版画の末裔として世界で異色を放っている。現在リソグラフの技術や表現媒体としての立ち位置は、江戸の当時の浮世絵と同じく大衆性を秘めているが、現時点では特定の分野での使用が多く未発達の部分もある。

そこでFL田SHからは、デジタル技術と共に新たなるグラフィティの可能性を予感させる作品を制作するやんツー、社会構造をあぶり出す路上パフォーマンスを代表作とする丹羽良徳、日本固有の納札文化を背景に制作をするストリートアーティストESSUなど、路上を拠所とする作家を選出。これまでにないアプローチから見えてくるであろうリソグラフと、路上表現の可能性を引き出そうと試みる。

FL田SH

EVENT INFORMATION

RISO IS IT

会場:OIL by 美術手帖
会期:会期未定〜2020年7月3日(金)
開場時間:10:00〜21:00 ※渋谷パルコの営業時間に準じる

ディレクション:FL田SH
キュレーション:FL田SH+OIL by 美術手帖
ロゴデザイン:TATA
リソグラフ印刷スタジオ:Corner printing Mitaka、Hand Saw Press、Puresu de Tokyo

住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階
電話番号:03-6868-3064
観覧料:無料
アクセス:渋谷駅ハチ公口徒歩5分

Twitter:@OILbyBT
Instagram:@OILbyBT
※展覧会会期スタートは、渋谷パルコの営業再開日からとなります。最新情報はギャラリーウェブサイト・SNSにて発表します。

参加アーティスト

愛☆まどんな/秋吉風人/石毛健太/梅沢和木/梅津庸一/沖賢一/金田金太郎/カワイハルナ/川島小鳥/小林紗織/小林丈人/高木耕一郎/玉山拓郎/趙里奈/中村桃子/二艘木洋行/丹羽良徳/花代/原田光/平子雄一/三浦阿藍/矢入幸一/やんツー/横山裕一/BIEN/contact Gonzo/ESSU/EVERYDAY HOLIDAY SQUAD/Russell Maurice/NAZE/Stang/STW/Aki Yamamoto

リソグラフ作品の販売について

渋谷パルコ2階の「OIL by 美術手帖」、オンラインストア「OIL by 美術手帖」(oil.bijutsutecho.com)にて販売。価格は各10,000円(税別)、各20枚限定。

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Kou Ishimaru

1996年生まれ。インディロックが好きです。Bearwearのコンポーザー/ベース、Haikiのベースもしています。

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