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文: 梶野有希
モバイルバッテリーを始め、数々の人気電化製品を提供するハードウェア・メーカーAnkerのオーディオブランドである「Soundcore」とテレビ朝日系『ミュージックステーション』への出演も果たし、ティーンから絶大な人気を誇る福岡のラッパーRin音による<#夏の願い2020オンラインライブ>が開催。
7月7日(火)より実施されたSoundcore初のブランドプロモーション「#夏の願い2020」の締めくくり企画として、8月31日(月) にRin音公式YouTubeチャンネルより生配信された。
イベントテーマは「みんなで、最高の夏に書きかえよう。」。ミニライブだけでなく、音楽ライターの高木”JET”晋一郎氏とのトークセッションも行われ、コロナ渦の影響を受けて叶わなかった数々の“願い”をRin音がそっと浄化するようなひと時となった。
紫の光に照らされながら画面センターにRin音が登場。オレンジ、緑と次々に色を変える照明をバックにヒット曲「snow jam」を披露した。バックDJを務めたShun Marunoの茶目っ気溢れるエピソードで場を和ませると、次第に会場は青い蛍のような光に包まれる。幻想的な雰囲気の中、本プロモーションへの書き下ろし楽曲「夜明乃唄」を優しく歌い上げ、ミニライブは終幕へ。チャットには多くの視聴者から「ありがとう」の文字が綴られ、読み切れないほどのコメントが並んだ。
続いて行われた高木“JET”晋一郎とSoundcore公式キャラクターディビットを招いたトークセッションでは、音楽制作やオンラインライブへのこだわり、お気に入りのAnker製品についてなど様々な内容が語られた。また事前に募集していたリスナーからの質問に答える姿も。Rin音の素顔に迫る密な15分間となった。
イベントの締め括りとして、「夜明乃唄」のMVをYouTubeにてプレミア公開。月明かりの下、ビルの屋上でディビットと肩を並べ歌うRin音の姿に加え、リスナーから寄せられた“この夏にしたかったこと”を具現化したまりやすやりくら5人のクリエイターによるアニメーションも含んでおり、人々の願いを形にしたMVとなっている。
イベント終了後、Rin音本人とのオンライン取材も行われ、今回の感想や理想のライブ演出について語ってもらった。
ーオンラインイベント<#夏の願い2020オンラインライブ>はいかがでしたか?
色々なアーティストと一緒にオンラインイベントに出演したことはありましたが、ソロでは初めてでした。トークイベントも初めてだったんですけど、話す相手がいるのでライブのMCとは違ってとても新鮮でしたね。楽しかったのでまたやりたいです!
ーオンラインならではの拘りはありますか?
何かを変えてしまうと緊張してしまうので、普段のライブとあまり変わらないですね。ただ服装は意識しています。「どんな格好で来るのかな?」って毎回楽しみにしてもらえるかなと思うので。
ー「夜明乃唄」で意識した点は何ですか?
あえてリリックを抽象的にすることで、リスナーに考えてもらう余白を作りました。自分の考えをそのまま綴ってしまうとそれだけが答えになってしまい、リスナーに考えてもらう余地がなくなってしまうと思うんです。リリックから各々が想像してもらった上で何を感じてくれたのか、それを楽しみに制作しています。
ーMVも公開されましたけど、お気に入りのシーンを教えてください。
出演者がリズムよく入れ替わるシーンですね。それとアニメーションがMVに使われるのも初めてだったんですけど、以前からの夢だったので嬉しかったです。
ーイベント中に「今年の夏はツアーがしたかった」とお話しされてましたが、コロナ渦が“夜明け”を迎えた時にやりたいライブ演出はありますか?
ステージにソファを置きたいんです。ツアーだと自分が出ずっぱりの時間が長いので、一旦座ってお客さんとお話しする時間が欲しくて。クラブでライブをやっていた時はお客さんとお話しすることが多かったんですけど、規模が大きくなっていくにつれて話す機会が減ってしまったなと感じています。昔みたいに「最近調子どう?」みたいな会話ができていないので、そういう“いつものノリ”をまたやりたいんです。
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