大比良瑞希が作るセルフラブ・プレイリスト『The Playlist to find me』｜CHAI、butajiなど

Playlist | 2023.10.17 2024.04.07

文： DIGLE編集部　編：riko ito　

大比良瑞希が語る、セルフラブとは？
PICK UP SONGS
大比良瑞希が作るセルフラブ・プレイリスト『The Playlist to Find Me』
大比良瑞希・人気曲プレイリスト

2023年10月より、毎月テーマを設けてインタビューやコラム、プレイリストを掲載していく特集企画がDIGLE MAGAZINEでスタート。記念すべき初回の特集テーマは“SELF LOVE”。今回の記事では、スモーキーかつ心地よい歌声でリスナーを虜にするシンガーソングライター・大比良瑞希が“SELF LOVE”をテーマに制作したプレイリストをお届けします。

アーティストの方に特集テーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画が始動。今回は、4thアルバム『HOWLING LOVE』を2023年9月にリリースしたばかりのシンガーソングライター・大比良瑞希が登場。今月の特集テーマ“SELF LOVE”をどのように解釈しているか、実践するためにはどんなことが必要なのかということを書いてもらい、それをもとに全10曲のプレイリストを作ってもらいました。

今回、大比良瑞希が制作したプレイリストのタイトルは『The Playlist to find me』。プレイリストの中からFeist（ファイスト）やbutaji、そして特集のカバーアーティストでもあるCHAIの楽曲をピックアップし、コメント付きで紹介しています。個性的な歌声はもちろん、感情を巧みに切り取った歌詞にも定評がある大比良瑞希。コメントや選曲を見て彼女の心のうちをぜひ、覗いてみてください。（編集部）

PROFILE

大比良瑞希（おおひらみずき）

新時代のシティポップをソウルフルかつオルタナティブに紡ぐ東京出身のシンガーソングライター。

ミニアルバム『LIP NOISE』を2015年にリリースしソロ活動をスタート。スモーキーな歌声とエレキギターを爪引きながら歌うスタイルで、明るくも物憂げな唯一無二の世界観を創出する。

2020年には、コロナ禍において3週連続で無観客配信ライブを開催。同年6月には、七尾旅人、tofubeats、蔦谷好位置が参加した2ndアルバム『IN ANY WAY』がリリースされ話題となった。また、3rdアルバム『Little Woman』を2022年3月にリリースするなど精力的に活動を続けている。

CHICO CARLITO、澤部渡（スカート）、butaji、直枝政広（カーネーション）、小川翔（LAGHEADS）、中村泰輔といった豪華個性派プロデューサー／アーティスト陣が参加した待望の4thアルバム『HOWLING LOVE』を2023年9月にリリース。同年12月には、下北沢ADRIFTにて同アルバムのフルバンドでのレコ発ライブ＜MIZUKI OHIRA HOWLING LOVE Release Live＞の開催を予定している。

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大比良瑞希が語る、セルフラブとは？

大人になればなるほど、自分のことは自分が一番知っていて、コントロールが上手になっていくものだと思っていた。でも社会や組織や複雑な人間模様の中でうまく生きていこうとするほど、わかっているはずだった自分という乗り物をうまく乗りこなすことが難しい瞬間もしょっちゅう起こる。自分にとっての“理想”や、社会にとっての“理想”、SNSでの“理想”のように、多様性と言いながら意外と正解が決めつけられる現代の中で、ありのままの自分を大事にするのは難しい。

すり減りそうなときこそ、もう一度しゃんと自分自身に向かって質問を投げかける。ドキドキワクワクすることを思い出す。そういう時に、落ち着いて1人の時間を作ってくれる音楽はとっても大事。私は運転しながら自分の好きな曲を大音量で聴いたり、手帳に些細なことでも自分の思ったことを書き出してみたりすると、ありのままの自分を強く持てて、好きでいられる気がする。

今回のプレイリストは、歌詞も響きも、内なる私と向き合える、大好きな楽曲たちを集めました。楽しんでもらえたら嬉しいです。

PICK UP SONGS

CHAI「NEO KAWAII, K?」

CHAIの曲の歌詞は、私の全てを肯定してくれるようで本当に元気が出る。この曲のオルタナ感やサイケ感も含んだドープなサウンドも、そのままの裸の私で陶酔できる感覚さえくれるようなパワーがあって最強です！

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Feist「Now At Last」

私が一番リスペクトするシンガーソングライターのファイストがカバーする、Blossom Dearie（ブロッサム・ディアリー）の「Now At Last」。個人的にファイストの声を聴くと落ち着いて何よりありのままの自分になれる感覚がある。皆さんにとってもそれぞれに、きっとそういうシンガーっていますよね。メロディの優しさも、するする何かがほどけていく…。

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大比良瑞希「Everything Gives Me Chance What I Love It」

考えることはたくさんあるけど、とにかくやりたいことから手をつけて、今日からもっとありのままに生きていこう、途中に通る全ての出来事には意味があるから大丈夫。という、自分に向けても書きたかった私自身のセルフラブな1曲です。

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butaji「抱きしめて」

今回の私のニューアルバムでもご一緒させて頂いたbutajiさんの楽曲は、どの曲も心の奥底に秘めている何か大事な扉をノックされるような、そんな感覚があります。この曲も、私という永遠の孤独を知ってしまっても、どこまでも私を抱きしめていられるのは私自身と言われているようで、切なさと強さをもらえる素晴らしい1曲。

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“SELF LOVE”特集一覧

RELEASE INFORMATION

4th アルバム『HOWLING LOVE』

2023年9月27日（水）リリース

1. 1000 Lovesongs I Don’t Like
2. 理想の沼（feat. CHICO CARLITO）
3. I WANNA 罠?
4. いとしさ
5. LOVEBIRDS
6. TRUE ROMANCE
7. Jam
8. まあるい心
9. BYE BYE & HELLO
10. HOWLING LOVE（Room Ver.）

外部リンク

配信リンク CD販売サイト

EVENT INFORMATION

MIZUKI OHIRA HOWLING LOVE Release Live

2023年12月5日（火）at 下北沢ADRIFT

Guest：CHICO CARLITO／澤部渡（スカート）
OPEN 18:00／START 19:00
TICKET：4,500円（税込・ドリンク代別・整理番号付）

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