えんぷていが作る“One and Only”プレイリスト『MUSIC AS A SHELTER』｜the pillows、角胴真実など

Playlist | 2024.03.28 2024.03.28

文：えんぷてい　編：riko ito　

メンバーが思う“えんぷていらしさ”とは？
PICK UP SONGS
えんぷていが作る“One and Only”プレイリスト『MUSIC AS A SHELTER』
えんぷてい・人気曲プレイリスト

毎月テーマを設けてインタビューやコラム、プレイリストを掲載していく特集企画。2024年3月は“One and Only ―誰にも真似できない表現―”をテーマのもと、唯一無二の表現を続けるアーティストたちに登場してもらい、その根源となっているものを探っていく。今回は、2024年3月13日に2nd アルバム『TIME』をリリースしたばかりの5人組バンド・えんぷていが制作したプレイリストをお届け。

アーティストの方に特集テーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、揺らぎのあるドリーミーなサウンドと、言葉では表せない感情を補填してくれるような文学的な歌詞で注目を集めるバンド・えんぷていが登場。今月の特集テーマ“One and Only ―誰にも真似できない表現―”のもと、メンバーが思う“えんぷていらしさ”を尋ね、全10曲のプレイリストを作ってもらいました。

今回えんぷていが制作したプレイリストのタイトルは『MUSIC AS A SHELTER』。プレイリストの中からKeith Jarrett（キース・ジャレット）、松田聖子、the pillows、樽木栄一郎、角胴真実の楽曲をピックアップし、コメント付きで紹介しています。2023年12月にメンバーが加わり、新体制になったばかりのえんぷてい。音楽的な実験を続けながらも、常にバンドらしさを感じさせる唯一無二のサウンドを作る彼らの“創作の源”に注目です。（編集部）

PROFILE

えんぷてい

奥中康一郎（Vo. / Gt.）、比志島國和（Gt.）、石嶋一貴（Key.）の3人により2020年に名古屋にて結成。2023年12月に神谷幸宏（Dr.）、赤塚舜（Ba.）が加入し現在の体制になった。揺らぎのある独特なサウンドと、文学的な歌詞を武器に活動を展開している。

2020年9月に1st自主制作シングル「コンクリートルーム」をリリースし、同年12月に2ndシングル「Sweet Child / 微睡」を発表。2021年6月には初のライブ音源である「IZU SESSIONS」をリリース、同年9月には5曲入りEP『chorus』を発表した。

1stフルアルバム『QUIET FRIENDS』を2022年11月にリリースすると、同年12月度のタワレコメンに選出。またTOWER RECORDSが東海地方のアーティストをプッシュするTOWER TOKAI NEXT FUTUREにもピックアップされた。その後、東京・名古屋で開催された初ワンマン公演は両公演とも完売。2024年3月13日には2ndアルバム『TIME』をリリースし、同アルバムのリリースツアーが4月より開催される。

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メンバーが思う“えんぷていらしさ”とは？

えんぷていは、基本的には奥中（Vo.）が作曲をし、メンバー間でアレンジしていくスタイルで制作を行う。アレンジの段階で、音楽の趣向がそれぞれ大きく異なるメンバーの中で様々なクロスオーバーが生じ、えんぷていらしさが生まれる。例えば神谷（Dr.）はファンクをはじめとするブラックなフィーリングに精通し、石嶋（Key.）はエレクトロやアンビエントのサウンドメイクを得意とする。それらのような異なるジャンルの重なりがえんぷていの外殻を形成する。また、時代を問わない普遍的な音楽を追求する＝TIMELESSをコンセプトに掲げ、常に新しいスタンダードを模索している。

PICK UP SONGS

Keith Jarrett「I Got It Bad And That Ain’t Good」

石嶋一貴（Key.）:

小さい頃からクラシックなどを好んで聴いていた私が、一貫して音楽に求めているものは「心の安息」であり、それこそ「シェルターとしての音楽」なのだと気づきました。キース・ジャレットに出会ったのは、身も心も疲弊していて自分じゃどうしようもなかった時。この曲に出会い、救われました。
言葉にすることができない感情に寄り添ってくれるピアノが本当に美しく、いつかこんな曲を自分でも書きたいと、私をそっと押し上げてくれた作品です。

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松田聖子「赤いスイートピー」

奥中康一郎（Vo. / Gt.）:

幼い頃、実家のカーステレオでよく聴いていました。母が子守唄として歌ってくれた曲です。聴くたびに未だに優しい気持ちを思い出します。音楽が好きとか嫌いとか、まだ考えたことない頃の、最も最深部にある原体験的音楽です。誰の心にも温もりや優しさを思い出させてくれる音楽があることを祈っています。

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the pillows「ハイブリッドレインボウ」

比志島國和（Gt.）:

自意識と劣等感を抱えた十代の私を、そのままでいい、君は君のままでここにいてもいいんだと励ましてくれたのはいつもロックミュージックでした。「ハイブリッドレインボウ」はその扉を開いてくれた曲です。
今は色々な音楽の形を知り、ロックに拘らず色々な音楽を楽しんでいますが、山中さわお（Vo.）さんの声はいつでも、自分を奮い立たせてくれると共に、いつでもここに戻ってきていいんだよという安心感も与えてくれます。

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樽木栄一郎「プラレールの恋人」

神谷幸宏（Dr.）:

樽木栄一郎さんの音楽に出会ったのは約4年前です。
樽木さんはソロで活動されていますが、ドラマーの宮川剛さんとのデュオセットでもライブをされており、当時、小さなライブバーで初めて見た時に、自分の中の音楽の世界が一気に広がりました。2人だけでもこんなに深く寄り添える音楽ができるんだと。音楽は可能性でしかない。
樽木さんの素敵で多彩な曲たちと優しさのある歌声、宮川さんのドラムの域を超えた表現力に今でもずっと影響され、助けられてます。
自分もそんな存在になっていきたいです。

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角胴真実「寄り道」

赤塚舜（Ba.）:

疲れてたり、気分が良くなかったりして身体が音楽を受け付けない時にスッと耳に馴染んでくれる楽曲の一つです。優しい歌声と包容力のある楽器に囲まれながら散歩すると大変良い気分転換になります。

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RELEASE INFORMATION

えんぷてい 2nd Album『TIME』

2024年3月13日
価格：¥2,750（税抜：¥2,500）
品番：PECF-3288

1. Turn Over
2. whim
3. 秘密
4. あなたの全て
5. ハイウェイ
6. TAPIR
7. 琥珀
8. 斜陽
9. Pale Talk
10. 宇宙飛行士の恋人

外部リンク

各種ストリーミングURL

EVENT INFORMATION

えんぷてい 2nd ALBUM 『TIME』 ONEMAN TOUR

2024年4月18日（木） at 大阪・心斎橋Live House Pangea
OPEN 18:30 / START 19:00

2024年4月19日（金）at 愛知・名古屋CLUB UPSET
OPEN 18:30 / START 19:00

2024年5月10日（金） at 東京・渋谷WWW
OPEN 18:15 / START 19:00

TICKET（全公演共通）：
前売り ¥3,500 / 学割 ¥2,500
※ドリンク代別途必要
※学割チケットの方は、入場時に学生証の提示が必須

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