ゆいにしおが作る“Sounds Tasty”プレイリスト『ラブソング・フルコース』|あっこゴリラ、venoなど

Playlist

文: ゆいにしお  編:riko ito 

毎月テーマを設けてインタビューやコラム、プレイリストを掲載していく特集企画。2024年6月〜7月は“Sounds Tasty ―アーティストたちの食卓―”をテーマに、食と音楽の在り方や関係性についてアーティストやクリエイターたちに伺っていく。今回は、20代女性を中心に支持されているシンガーソングライター・ゆいにしおが制作したプレイリストをお届け。

アーティストの方に特集テーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、日常を切り取った共感性の高い歌詞で、20代の女性を中心に幅広い層から支持されているシンガーソングライター・ゆいにしおが登場。今月の特集テーマ“Sounds Tasty”のもと、“食と恋”を掛け合わせた楽曲による全9曲のプレイリストを作ってもらいました。

ゆいにしおが制作したプレイリストのタイトルは『ラブソング・フルコース』。プレイリストの中から大塚 愛あっこゴリラvenoともさかりえ、そして自身の楽曲をピックアップし、コメント付きで紹介しています。食に関する楽曲を数多く制作し、2024年4月にはぜったくん「Pizza Planet feat. ゆいにしお」にも参加するなど、食への造詣が深いゆいにしお。彼女の着眼点に注目です。(編集部)

PROFILE

ゆいにしお

透明感と深みを併せ持った声に、シティポップをルーツとした心地よいメロディとサウンドが持ち味のシンガーソングライター。 日常を切り取った歌詞を叙情的な表現で歌い上げる楽曲は、「生活を彩る音楽」として20代の女性を中心に浸透している。

2016年に愛知県にて活動をスタートし、2018年の日本コロムビア主催<半熟オーディション supported by Eggs>でグランプリを獲得。さらに2021年にはアニメ『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』のオープニングテーマに「息を吸う ここで吸う 生きてく」が起用されるなど、活動の幅を全国に広げた。

そして2022年10月に1stフルアルバム『tasty city』を発表し、日本コロムビアよりメジャーデビュー。2024年3月には、2ndフルアルバム『weekday』をリリース。デュオ、アコースティックセット、バンドセットなど、さまざまな編成でライブを行い、幅広い層を魅了している。

食と恋を掛け合わせた楽曲で飾る、フルコースのようなプレイリスト

インタビュイー画像

ゆいにしお:

【恋とフルコース】
気になる人と話したかったら、「これを食べませんか?」と、食事を口実に誘うことがあります。
そうして、一緒に食べたものや、一緒に話したこと、そこに流れていた空気やにおい、すべてがインスピレーションになって曲ができていきます。
人と音楽を繋げてくれるきっかけをくれるのが、私にとって食なんだと思います。

PICK UP SONGS

大塚 愛✕あっこゴリラ「あいびき」

インタビュイー画像

ゆいにしお:

相手とうまくいかないモヤモヤをぶつけたハンバーグ、これがこのコースのメインです(笑)。
きれいな焼き目がついておいしそうでも、中身は生焼けでぐちゃぐちゃ。
見た目ではわからないこともいっぱいあるけれど、ハンバーグはおいしいから許せちゃう!

veno「ミッドナイト魯肉飯」

インタビュイー画像

ゆいにしお:

《君を忘れることができるんだもん》と、夜中になにかごはんをつくって流し込む、とても見覚えのあることだと思って選曲しました。
それでも魯肉飯を作るのはおしゃれすぎますね。私はケンカしたときに唐揚げをわんさか揚げてひとりで食べたことがあります。

ゆいにしお「町中華」

インタビュイー画像

ゆいにしお:

上京したての不安な気持ちで書いた曲。
都合の良い男性からの連絡を待つ女性を主人公に書いたのですが、長く付き合っているふたりなど、いろんな主人公におきかえられるのかもしれない、と最近は思いながら聞いています。

ともさかりえ「カプチーノ」

インタビュイー画像

ゆいにしお:

フルコースの締めはカプチーノです。
エスプレッソとミルクの比率でもやもや。でも、うまく溶け合えたときの心地よさは何事にも変え難い。
《あなたを夢中に させたくて 藻掻く あたしを 可愛がってね》と言えるのは、強がりでもあるけれど、自分を自分であると受け入れる覚悟も感じられます。

ゆいにしおが作る“Sounds Tasty”プレイリスト『ラブソング・フルコース』

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