Walkingsセレクト『ロックンロール進化図』Carl Lee Perkins、Elvis Presleyなど|11月連載3/4

Rensai

文: 斎藤加織 

毎週更新のプレイリスト連載企画。11月はフリーテーマ。Walkingsが作成したプレイリストタイトルは『ロックンロール進化図』。ボーカルである高田風がロックンロールの進化の過程をプレイリストでご紹介。4週にわたりお届けしていきます。

Walkingsセレクト『ロックンロール進化図』

ブルー・スエード・シューズ / Carl Lee Perkins


インタビュイー画像

高田風コメント:

カールパーキンスが書いた曲。1956年にシングルA面としてリリースされた。ロカビリー、ロックンロールのスタンダード曲として多数のミュージャンにカヴァーされている。彼が事故で入院中にエルヴィス・プレスリーがこの曲をカヴァーして大ヒットしてしまい、この曲のイメージはエルビスに乗っ取られ、カール復活の余地はなかった。

Rock Around The Clock / Bill Haley&His Comets


インタビュイー画像

高田風コメント:

ビル・ヘイリーエルヴィス・プレスリーと同じく、いち早く黒人音楽をカヴァーし始めたミュージシャンである。人種間の相互理解に難を要していた時代であったが、ラジオの普及により黒人音楽が分け隔てなくより多くの若者に届けられるようになってきていた時代であった。彼はカントリーとロックンロールを融合させた超初期の人物と言える。

Jailhouse Roc / Elvis Presley

インタビュイー画像

高田風コメント:

エルヴィス・プレスリー代表曲の一つ。カントリーミュージックとブラックミュージックを結びつける上で、カントリーミュージックを核にしている。「Jailhouse Roc」と言えば、ジョジョの奇妙な冒険6部、ストーンオーシャンで出てくる敵スタンドの名前でもある。そのスタンドから攻撃を受けたものは、3つまでしか物事を覚えられなくなってしまう。

Surfin’U.S.A. / The Beach Boys


インタビュイー画像

高田風コメント:

ビーチボーイズはロックンロールと夏のイメージを結びつけ、サーフロックを演奏した。この曲はチャックベリーの曲、「Sweet Little Sixteen」と酷似しているが、作曲したブライアンウィルソンは当時発表した後に指摘されるまでは気付かなかったらしい。


Walkings高田風による「ロックンロール進化図」プレイリストは毎週更新



Walkings Profile

2012年結成。
Guitar/Vocal高田風、Bass吉田隼人、Drum高梨 貴志による3人組ロックバンド。
自主企画イベント「全時代ロック」を定期的に行いながら都内のライブハウスを中心に活動。

2015年<FUJI ROCK FESTIVAL>「Rookie A Go-Go」出演。

2016年3月、P-VINEより1stアルバム『穴』を全国リリース。現在のバンドメンバーが固定し、5月以降、渋谷、新宿にて活 発な路上ギグを行う。その数推定200ギグ。

2017年<SXSW2017>出演決定。ツアー渡航費+ドキュメンタリー映画制作のクラウドファンディングで137万を集め、全米ツアー決行。16日間で計15本のギグを敢行。2017年9月8日、ドキュメンタリー映画を上映したに渋谷アップリンクはソ ールドアウト。

その後もタイツアー、台湾のロックフェス<URBAN NOMAD 2018>に出演するなど海外からのオファーは絶えない。

2018年5月9日に自主レーベルmaruzen recordより2ndアルバム『tomodachi』リリース。リリースに伴い下北沢GARDENにてワンマンライブを行い会場は満員になった。
現在は下北沢を中心に活動し、国内のライブに加え、海外進出も精力的に行う。

—Influenced by…
Jimi Hendrix/ledzeppelin/Beatles/White Strips/Booker T and mgs/ Funkadelick/Bessie Smith/Best of trip hop/Son House/Vulf Peck


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