大比良瑞希選曲のプレイリスト『“甘い涙”の秋』Phoenix、青葉市子など | 11月連載2/4

Rensai

文: Yuya Eto 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。11月はフリーテーマで選曲してもらっています。シンガーソングライター、トラックメイカーとして活躍する大比良瑞希さんは「“甘い涙”の秋」をテーマに、少し寒くなってきたこの季節に聴きたくなる優しいバラードを選んでくれました。

大比良瑞希セレクト「“甘い涙”の秋」の曲

Girlfriend / Phoenix


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大比良瑞希セレクトコメント:

Phoenixの、繊細だけど真っ直ぐな感じ好き。初めて聞いた時から、何かが他と違う気がして、大学生の時よく聞いたな。「全身で進んでいこう」って感じが、ただ勇気をくれるだけでなく、時間の愛おしさが沁みるような切なさがある。

Still There / Roos Joker

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大比良瑞希セレクトコメント:

どんな感情の日にも合う、大好きな曲。Roos Jonkerご本人が、ピアノもサックスもギターもほとんど演奏して宅録で作っているという、格好良すぎるひと。ジャンルのミックス感がくせになる。この曲が入った『New Dress』というアルバムが最高傑作すぎるのだけど、どうやらサブスクでは聴けないのが残念…。無人島にCD1枚持っていけるとしたら、このCDにするかも。

Lost & Found / リアン・ラ・ハヴァス

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大比良瑞希セレクトコメント:

声もギターも顔も曲もアートワークも、全てが大好きなリアン・ラ・ハヴァス。この人によって、ギターの右手の奏法を知って、それからもっとギターを好きになった。昨年の渋谷クアトロの来日公演では、2時間近くを1人エレキギター弾き語り。バンドじゃないんだ…と最初少しがっかりしたのは大間違いで、1人グルーブが心地よすぎて、終始最高の忘れられない一夜になった。リアン・ラ・ハヴァスがベースの弾き語りしているのも素敵で、私も近々やりたいなぁと目論み中。

Lonesome Tears / Beck

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大比良瑞希セレクトコメント:

Beckの歌う「Everybody’s gonna be sunshine」のカバーが大好きなのだけど、サブスクでなかったので、今回はこちらに。それにしてもこの人は秋の似合う人だと思う。低い体温で切り開いていく幕開けみたいな世界観好き。Beckプロデュースのシャルロット・ゲンズブールの作品「IRM」も、よく聞く。

いきのこり●ぼくら / 青葉市子


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大比良瑞希セレクトコメント:

歌詞もやわらかい歌声も、綿毛に包まれながら眠りにつける心地よさ。タイトルから心打たれるけど、「どれが僕の血なのかわからないね」という歌詞も視界開けたな。渋谷WWWで初めて見た日を忘れられない。


毎週更新!大比良瑞希選曲プレイリスト





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大比良瑞希 Profile

東京出身のシンガーソングライター、トラックメイカー 。
作曲家/チェリストの伊藤修平をプロデュースに迎え、2015年ミニアルバム「LIP NOISE」のリリースでソロ活動をスタート。
2016年アルバム「TRUE ROMANCE」をリリース。2017年8月より3ヶ月連続シングルのデジタルリリースを発表。
スモーキーな歌声と、エレキギターを爪引きながら歌うスタイルは、明るくも物憂げな唯一無二の世界観を包み込み、ソウルフルかつオルタナロックに、新時代の歌謡曲を紡ぐ。
FUJI ROCK FESTIVALのほか、SOMMERSONIC、りんご音楽祭、音泉温楽などフェスへの出演も多数。
歌とギターのほか、企業CMへの楽曲提供や様々なアーティストのサポートワークでも注目を
集めている。コーラスワークでは過去にtofubeatsやLucky Tapes、Alfred BeachSandal×STUTS、Awesome City Clubなど多数の作品に参加。

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