『2018年のベストソング』しなまゆ・モリユイがセレクト Maison book girl、LUCKY TAPESなど|12月連載3/4

Rensai

文: 久野麻衣 

毎週更新のプレイリスト連載企画。12月のテーマは『2018年のベストソング』。しなまゆのモリユイさんが作成したプレイリストを今月4週に渡ってお届けしていきます。

しなまゆのモリユイがセレクトする『2018年のベストソング』

レインコートと首のない鳥 / Maison book girl

インタビュイー画像

モリユイのセレクトポイント:

プレイリストで偶然見つけた一曲。最初は聴いたときアイドルの曲とは全く気づなかった。楽曲の変拍子だらけで媚びないサウンドと、全く本人たちが映されていないアートワーク。かなり衝撃的だった。けれど、難解さをもろともしないメロディーやフレーズの耳触りの良さ。そして、あどけないけど嘘のない歌声。アンバランスだけど完成した美しさがあるように思う。

joy / LUCKY TAPES

インタビュイー画像

モリユイのセレクトポイント:

美しいコーラスから始まるこの曲は、どこにも無駄がない。歌もホーンも楽器もコーラスも、絶妙なバランスで楽曲を成り立たせている。押し付けないけれどキャッチーで心地よい。そして楽曲に寄り添う歌詞もまたいい。苛立ちや悲しみを押しのけるのではなく、共存しながら目の前にある愛おしい時間を抱きしめているような優しい気持ちになる。終わることを知りながらも「確かめ合ったり見失ったり抱き合ったりして」なのだ。それこそがjoyなのだと思う。

確信MAYBE / さかいゆう、おかもとえみ

インタビュイー画像

モリユイのセレクトポイント:

私はおかもとえみちゃんのファンだ。前にソロで曲を出していた時、よく聴いていた。この曲は作曲はさかいゆうさん、作詞がおかもとえみちゃんなのだが、別々の人が書いていると思えないほど素晴らしく曲の真芯を双方が捉えていると思う。曲のグルーヴ感の気持ち良さ、歌唱とコーラス、メロディー、歌詞全てのリンクが良い。かっこいい一曲。

君とぬいぐるみ / コレサワ

インタビュイー画像

モリユイのセレクトポイント:

コレサワちゃんの愛のある毒舌というのか、好きの裏返しであることが見える口調が好き。この曲も彼と一緒に今まで来たことで見えてきたダメなところにチクリと刺すことを言っているけど、その中にどうしようもない「好き」が詰まっている。まわりの風景も2人の表情も全て見えるような描写。その全てが無理なくメロディーに乗っていて、一度聴いてすぐ好きになった一曲。

毎週更新!しなまゆセレクトプレイリスト

INFORMATION

自主企画イベント「E-ヲンナ」を開催

12月17日(月)  下北沢 MOSAiC
開場 : 18:30 / 開演 : 19:00 
出演 : しなまゆ / BARBARS / GIVE ME OW / チロル
前売 : 2,500円 (税込・ドリンク代別途)

しなまゆ Profile

仲良しメンバーで結成された立川出身のポップロックバンド「しなまゆ」
女の子のココロをくすぐるポップな世界観を表現した、モリユイ(Voc.)の独特の感性から生み出される歌詞と、卓越したパフォーマンスが評判。
ラジオ番組で培われた、モリユイのSキャラ トークにGt. タクマのMキャラとBassウエノハラの和みキャラが微妙に絡み合って、クセになってしまうと話題 !!




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