mashoe’の現代人に寄り添うネオソウル

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はmashoe’をご紹介します。

リスペクトと新しい表現

神奈川出身、23歳のR&Bシンガーソングライター/プロデューサーのmashoe’
R&Bはもちろん、ジャズ、ファンク、ソウル、ヒップホップなどをルーツとして持ち、自身のセンスで取り込み、解釈をし、敬意を持ちながらもあたらしい音楽として昇華していく。
そんな彼の最新作『Go home』は、オーガニックなネオソウルに仕上がっている。

前作であるEP『Newcomer』から3ヶ月という短い期間でのリリースとなったこの新曲。
トラップの要素も取り入れながら、打ち込みのサウンドをベースにしたダンサブルな楽曲が多かった『Newcomer』に対し、この『Go home』は丁寧で繊細なギターと鍵盤の音が柔らかに心をほどいていく一曲だ。
歌詞の中で描かれるのは、都会の喧騒と憂鬱に呑まれる中で、ふと気がつく自然、そして羽を伸ばす時間の大切さ。
現代を生きる私たちを掬い上げてくれる、この曲そのものが穏やかな幸せの象徴のようだ。

人々と暮らしと心に寄り添い、そして自然と身体を揺らす。
それは彼がルーツとして挙げるブラックミュージックにも通じることだろう。
リスペクトと共に自らの表現を続けるmashoe’の最新作を、ぜひ聞いて欲しい。

mashoe’

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