the gofuku townが吉原リヨウジを迎えて作るあたたかな時間

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はthe gofuku town & 吉原リヨウジをご紹介します。

心ほどく歌を

2014年から福岡でバンドとして活動を開始、2019年からはソロユニットとして音楽制作を行っているthe gofuku town
今回、同じく福岡のバンドであるabout a ROOMより、ボーカルの吉原リヨウジを迎えたシングル『すがら』をリリースした。

“アーバン&ネイチャー”を掲げるthe gofuku townの音にはいつも、都会的な快適さとナチュラルな居心地良さが同居する。今作『すがら』も、柔らかなギターの音とゆったりとしたBPMが穏やかにそれぞれの生活へ寄り添ってくれるような1曲になっている。
普段は自身のバンドabout a ROOMにて、カラフルでエネルギッシュな歌声を魅せている吉原も、この作品では静かに友人と語り合うかのようにそっと歌を響かせる。二人のコーラスが重なり合う瞬間のあたたかさは、積年の親友が思い出話に花を咲かせている様を思わせ、聞くだけで心解けていく1曲だ。

慌ただしい師走の日々の中、そっと息継ぎをする気持ちでゆったり浸りたい作品。歌詞の随所に冬を感じさせる単語が登場するのもこの季節にぴったりだ。
春を待ちながら、この歌と共に冬を乗り越えよう。

the gofuku town

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