継続で証明するRAqとNOIZEの実力

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はRAqをご紹介します。

積み重ねてきたものを魅せて

ネット発のラップアーティストが頭角を現し始めた2010年代前半、現役東大生ラッパーとしてデビューしたRAq
インターネットから繋がる広大なコミュニティを楽しみながら、インディペンデントな制作にも打ち込み、現在もシーンと向き合い続けている。

そんな彼が2022年に行ったのは、「隔週ペースで新曲をリリースする」という試みだ。そして、作風もコラボレーションアーティストも多彩な作品を世に放ち続けた一年を締め括る楽曲として、12月、客演にNOIZEを迎えた『Good Things Bad Things』を発表した。
NOIZEは、札幌を拠点に活動するラップグループ“QUMO”を率いており、RAqとはネットラップ時代からの旧知の仲である。さらに、QUMOも意欲的なリリースを重ねていたことが重なり、必然的なコラボレーションとも言えそうなこの作品。
ひたむきに積み重ねる日々を等身大で切り取るリリックと、耳馴染みのよいスムースな2人のラップが心地よく仕上がっている。年末年始を駆け抜けたこの季節、自分を労わってあげたくなるような1曲だ。

RAq、NOIZE(QUMO)、どちらも2023年も引き続き積極的なリリースを行っていくという。さらに広がり続けるそれぞれの音楽から目が離せない。

RAq

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