現代を踊らせるmashoe’のアッパーチューン

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はmashoe’をご紹介します。

ルーツの上で新しく

1998年生まれ、自身で作詞作曲、ミックス、マスタリングまでを手がけるシンガーソングライター/プロデューサーのmashoe’。2021年の始動以来、ソロ作品はもちろん、多数のアーティストとの共作も重ねており、話題を呼んでいる。

そんな彼の2023年初リリースとなるデジタルシングル『masking』が現在配信中だ。
ひとつの武器として、オーガニックで心地よい音作りといった点にも高い評価を持つmashoe’だが、今作はガラッと印象が変わるアッパーチューンに仕上がっている。軽快なディスコビートと絡み合うグルーヴィーなシンセベースは、彼がルーツに持つブラックミュージックを踏襲したファンキーさを感じさせる。そこに乗る軽やかなメロディラインの上で歌われるのは、現代を生き抜く上で常に付き纏う「自己肯定」をテーマとしたシニカルなリリックである。
クラシカルとモダンの間で人々を踊らせる、新たなダンスチューンがここに誕生した。

意欲的なリリースと多彩な音楽性で今後さらに注目を集めるであろうmashoe’の、2023年の活躍がより楽しみになるリリースだ。

mashoe’

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる