DIGLE MAGAZINE
文： DIGLE編集部
ミュージックビデオや舞台演出など、アートワークの分野でも才能を発揮しているアーティスト、hanami。swim swimのメンバーでもある彼女は、新たにソロとしての活動もスタートさせた。
真夜中をたゆたうような、心地よいウィスパーボイスは健在。甘く優しく繊細に、情景を歌い上げていく。
それは彼女が「自身が体験した、言葉にならない喜怒哀楽や景色、温度を音楽に落とし込んでいくこと」をコンセプトにしているのも関係しているのだろう。音の世界にアートを足して音楽の可能性を拡張していくように、言葉にメロディーや声を掛け合わせてテーマを密度濃く描いていくのだ。
先日配信が開始された「blue」は、“熱”をテーマにした1曲。とても夢中になっていたものごとだったはずなのに、気づいたら心身共にときめかなくなっていたという経験は誰にもあることだろう。そんなときでも、心の奥底には熱が眠っているのだと、再び信じる強さをくれるナンバーだ。
hanami
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