文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
ポップとは何か、ポップ・ミュージックとは何か、ということを定義しようとすれば、きっと人の数だけ異なる答えが返ってくるだろう。
Johnson KOGAの5人は、1st EP『POP MUSICIAN!!』を通して、彼らとしてのひとつの答えを音で伝える。
ジャム感が全面に出たインスト楽曲である1曲目『Johnson FANK』で聞き手のボルテージをぐっと高める幕開けから、ノンストップで展開されていく全5曲が収録されたこのEP。メンバーそれぞれのルーツを踏襲し、ファンク、ソウル、ディスコミュージックなどの要素が賑やかに混ざり合うバンドサウンドはどこまでも軽やかで気持ちいい。ぬくもりを持つその音は、音楽が繋げる幸福な輪へと私たちを誘い込むようだ。
アッパーなダンスチューンからまろやかなミドルテンポまで、心地よく身体が揺れるどの楽曲も、歌で描かれるのは身近な人への溢れる愛であること。そこからも、彼らからの一貫したメッセージを感じることができる。
ポップ・ミュージシャンとして音を鳴らすJohnson KOGAは、その音楽を通して、日々を照らしていく。
生活のなかの光を見つけ出し、足取りを軽やかにしてくれる。それがポップ・ミュージックのひとつの役割なのだと感じる作品だ。
Johnson KOGA
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