文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
千葉県出身のシンガーソングライター、smAll.が新曲「余夏とクリームソーダ」をリリースした。“もう少しだけ、夏を味わっていたい”といった気持ちを閉じ込めたという本作。清涼感のある鍵盤のフレーズと軽やかなパーカッションのビートの伴奏は、まるでドラマの日常シーンの劇伴のようで“穏やかな日々”を思わせる。《潮風に呑まれ 消えていく君の匂いは しょっぱい記憶を 連れてまた戻ってくるんだろうな》《溶けていく クリームソーダの 氷の音》など、“五感”を用いた繊細な情景描写が魅力だ。
2007年に解散した大阪のスリーピースロックバンドNOTERIOUSが2025年に再始動。サイケデリックロック、オルタナティブロック、UKロック、ポストロックなど様々なロックミュージックをミックスして独自の音楽を生み出してきた彼らが、1stアルバム『NOTERIOUS』の再編版である『NOTERIOUS+』を配信リリースした。そんな本作の1曲目「ダーティ」は、サイケデリックロック色の強い一曲。またアルバムにはライブ音源「イチノウタ(Live at Osaka, 2025)」も収録されており、MCの様子やバンドの空気感も楽しめるので是非チェックしてみてほしい。
2003年生まれ/宮崎出身、現在は東京を拠点に活動しているMC・Eyunriがシングル「Die for this」をリリースした。タイトルの通り“音楽の為に死ぬ”をテーマにした本作では、ハードなキックによる4つ打ちのビートをバックに、高速なラップが繰り出される。《右肩上がる生き方するだけ 道半ばですら今シリアス》《誇る体とYellow skin 狼すらKillする赤ずきん》と、頭韻と脚韻を織り交ぜた歌詞に注目。
東京藝術大学声楽科卒でシンガーの兄と、桐朋音楽大学ヴァイオリン科卒のヴァイオリニストである弟による兄弟音楽ユニットLoniceraが、第一弾シングル「Lost in」をリリース。ソフトな歌声とバイオリンの穏やかな旋律が並走する本作では、これまで歩んできた道のりに対しての愛や、新たな活動への想いなど、過去/未来に対する気持ちが混ざり合う様子が描かれている。まさに、兄弟揃っての一歩目という記念すべきタイミングに相応しい一作。
音声合成ソフト『双葉湊音』を使用し、リアルの演奏家とのコラボレーションによる生楽器主体の楽曲を制作する音楽家・Shimauma-ismが新曲「私だけのサンバ」をリリース。クラシックギターの演奏を取り入れたテンポの速いサンバである本作では、楽曲の構造をメタ的に描写したとも言える《ギターの音色もおしゃれでいいよね》といったワードや《無理矢理苦手なことよりも得意分野深めよう》と背中を押してくれるメッセージが歌われる。デジタルな存在である音声合成ソフトと、アナログな存在であるクラシックギターを掛け合わせるという発想が唯一無二で、曲タイトルである“私だけのサンバ”を体現した作品であろう。
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