文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
「日常に溶け込む歌」というテーマを掲げ、札幌を拠点に活動するシンガーソングライター、若狭雄基。2024年の<えべつ花火大会>では1万人以上を前に打ち上げセレモニーで歌唱したほか、ビアガーデンや街のイベント、結婚式での営業を経験するなど、多数のステージで安定感のあるライブパフォーマンスを行い、今年で活動10周年を迎えている。7月にリリースされた「Anemone」は、これまでJ-POP、ロック、シティポップといった楽曲を中心に披露してきた彼が、新たな挑戦としてEDMを取り入れた一曲に。アネモネを題材に、その花言葉である“儚い恋”の苦しみについてを歌う。エレクトリックなサウンドの煌びやかさが、むしろその儚さや執着心を描くのに一役買っている。
書道と歌を融合させた独自の世界観を持ち、6年前からYouTubeを中心に活動しているVtuber/バーチャルシンガー彩華すゞり。そんな彩華すゞりが、今年7月に代表曲「もう、おやすみ。」を各種音楽ストリーミング配信サービス上で配信リリースした。本作は、誰かの“大丈夫じゃない日”にそっと寄り添う、優しい祈りのようなチルポップ楽曲。心地良い音色のビート、サブローまでしっかりと鳴っているベース、クリーンギターのアルペジオや各種シンセ、鍵盤のオブリガードが楽曲に彩りを加え、優しい歌声を包んでいる。曲タイトル通り、寝る前に聴きたくなる一曲だ。
埼玉浦和発の5人組バンド・トウキョウオサムバンド。2024年4月にバイタル長田、サイトウ38、加藤健一、MATCHの4人によって結成され、翌年2025年1月に川田ヨウスケが加入。60〜70年代のグループサウンズバンドにも似た、昭和歌謡的なメロディとコード感を特徴とするロック楽曲を制作してきた。そんな彼らは今年7月に「Banquet」をリリース。4分音符のキックやベースが作るグルーヴと、オーセンティックなギターリフから始まる本作では、歌詞の中にもスネア、sing、dance、リズムといった音楽用語が多数登場し、音楽家の視点で“魅惑の夜の世界”について描かれている。
ハイクオリティなポップソングを追求し活動しているKosuke NittaによるソロプロジェクトQUQU HACHIJUが、2024年10月27日に2曲入りシングル『All Good Things』をリリース。その2曲目に収録されている「MOONLIT」は、かけがえのない存在とそれに対する熱情や依存をテーマに制作した楽曲となっている。タイトルトラックである「All Good Things」がリズミカルな楽曲であるのに対し、「MOONLIT」は叙情的なギターサウンドやコード感が印象的な一曲。フックのラストでは《例え誰かに貶されても どうでも良い だって一人じゃないから》とあるように、心に決めた人と運命を共にする覚悟が描写される瞬間も。
東京を拠点に活動する専業作曲家兼ギタリストYuki Shibasakiのソロプロジェクトとして、2025年春に始動したNight Kiwiが、7月に「曖昧なまま(feat.小雨ちゃん)」をリリース。“宅録OL”と標榜してインディロック/オルタナティブロックシーンで活動する小雨ちゃん(CYANUS)をゲストボーカルに迎えた本作では、2000年代初頭のエレクトロハウスからの影響を元に作られたトラックをバックに、疲れている時はなんでもかんでも曖昧でいいじゃん、という率直な想いが歌われている。アートワークを手掛けているMITOは、Night Kiwiが11月にリリースした最新EP『よるのひとりごと』のアートワークも担当。Night Kiwiの描く世界観をサポートしているようだ。
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