ポップスとして聴かせる、PJ Callowayの“ルーツ系音楽”

Review

文: BIG UP! 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はPJ Callowayをご紹介します。

親しみやすく昇華して

コロナは悉く、目の前の当たり前を変えていった。三密になるようなライブは当たり前じゃなくなり、多くの人は働き方も刷新。いいことのほうが少ないかもしれないが、この自粛によって自身の活動や音楽と向き合ったアーティストがいたのも事実だろう。PJ Callowayが本格始動したのも、そんな背景があるような気がしてならないのだ。

彼らは、2015年に東京で結成した“ルーツ系音楽ユニット”だ。数々のライブやレコーディングを重ね、2020年8月に1st シングルをリリースした。
PJ Callowayの魅力は、ボサノヴァやブルースの文脈を引く楽曲を展開しながらも、しっかりとポップスに着地しているところだ。リズムやソロではオーソドックスに沿ったアプローチをとりながらも、フィルや歌詞ではPJ Callowayらしさを出していく。だからこそ、本格的な音楽をやっているにも関わらず、彼らの作品はとても親しみやすいのだ。

先日配信が開始された「Hotrod」は、記念すべき1stシングル。ロマンティックなギターが浮遊感あるボーカルをより引き立てる1曲だ。3ヶ月に1曲のペースでリリースを計画中だそうなので、追ってチェックしていきたい。

こんなアーティストが好きな人におすすめ

・岡田拓郎
・ゆうらん船
・ラッキーオールドサン

PJ Calloway

提供:BIG UP!zine

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