リアルを追求する、TOYの魅力

Review

文: BIG UP! 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はTOYをご紹介します。

本当の自分を歌詞に

いまだに“ラッパー”というと、育ちが悪い、ハングリー精神が強いといったイメージが付きまとう。ひと昔前であれば、それが“リアル”だったかもしれないが、今はフェイクにすらなりかねない。東京を中心に活動するTOYは、自身のリアルを追求しているラッパーのひとりだ。

大学受験の時にK-POPを聴いていたことをきっかけに、ヒップホップへ傾倒。ラップが好きな友達を作りたくて、自身もラップを始めた。
彼が大切にしているのは、自分が感じたことを嘘なく音楽にしていくことだ。焦りも激励もワクワクも、隠すことなく歌詞に落としこむ。その嘘のなさがTOYが放つエネルギーの秘密なのだろう。

先日配信が開始された「READY SET GO」は、ソロとして初めてのリリース。新たな一歩へ踏み出す思いをこめたリリックが、軽やかなトラックと共に背中を押してくれるはずだ。

TOY

提供:BIG UP!zine

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