ミノタウロスとmiida and The Departmentによる高度な音遊び

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はミノタウロスをご紹介します。

アナログ機材で生まれ変わる

幅広い音楽知識を生かしたコンテンツで音楽ファンの心を掴む動画クリエイター・みの。昨年は、トラディショナルなロックを奏でるバンド・ミノタウロスとして1stアルバム『肖像』をリリースした。

今年最初のリリースとなったのは、元ねごとのギタリスト沙田瑞紀によるプロジェクトmiidaavengers in sci-fi木幡太郎稲見喜彦によるユニット、miida and The DepartmentのYouTubeチャンネル「from Studio KiKi」とのコラボであるスタジオライブ音源。

『肖像』に収録された「あんただかどこさ」は、miida and The Departmentお得意のアナログシンセ、サンプラー、モジュラーシンセを駆使し、1分程度の楽曲がトリップ感の満載の楽曲に生まれ変わった。終盤に加わるみののノイジーなギターで最高潮に達する演奏は、見事なノイズミュージックだ。

配信されたスタジオライブ音源は全3曲。90年代的シンセポップを彷彿させたりと、どれもガラッと表情を変えるアレンジからは、互いの音楽への造詣深さが伺える。そんな彼らにしか実現できない高度な“音遊び”をぜひ体感して欲しい。

ミノタウロス

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