文: BIG UP!
切ないや寂しい、退屈などといった言葉は、心を萎ませるパワーがあるが、それはきっと必然なことではない。言葉に結びついている思い出や感情がシュンとしているから、そういうイメージな気がしてしまうのだ。だったら、その印象を超えていけばいい。the super charmは、ネガティブな感情に寄り添い肯定してくれるバンドだ。
東京を中心に活動する彼らは、今年の2月から名前とメンバーを一新して再出発を果たした。しかし、根本に流れる“寂しい毎日に負けない音楽を”というマインドは変わっていない。
足りない思い出はリバーブで埋めて、モヤモヤした感情は声で包んで、マイナスな気持ちを抱きしめてくれる。悲観的な気持ちを否定して遠ざけるのではなく、受け止めた上で次へ進ませてくれる音楽をthe super charmは鳴らしているのだ。
先日配信が開始された『TOP OF THE CITY』と『New Summer Orange』は、街の天井自体の楽曲を再びレコーディングしミックスやマスタリングも作りなおした作品。新曲も入っており、新しくも懐かしいthe super charmを感じるEPに仕上がった。
・スーパーカー
・死んだ僕の彼女
・For Tracy Hyde
・bokunofune
the super charm
提供:BIG UP!zine
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