映画ライター厳選!映画好きならマストチェックな10月の配信4選

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文: 安藤エヌ  編:Mao Oya 

Disney+、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXTで、10月から配信スタートの話題作をご紹介。マーベル映画『ブラック・ウィドウ』、故・ダイアナ妃の半生を描いた『ダイアナ:ザ・ミュージカル』、アトランタ映画祭で多くの賞を受賞した『フェアウェル』、『アンモナイトの目覚め』の4作をセレクト。

本格的に秋の風が吹き始めた10月。映画をセレクトする楽しみもいっそう深まるそんな季節に、主要配信サイトDisney+、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXT、それぞれで配信が開始された話題作を4作品ご紹介。

 ブロードウェイ開幕に先駆けて配信という初の試みで披露される、故・ダイアナ妃の半生を描いたミュージカル『ダイアナ:ザ・ミュージカル』や、DIGLE MAGAGINEでも作品レビューをお贈りした映画『アンモナイトの目覚め』など、五感を刺激する作品が勢ぞろいし、芸術の秋にふさわしいラインナップとなった。


Disney+ 映画『ブラック・ウィドウ』

 まずはDisney+から。全世界を感動と興奮の渦に巻き込み、圧倒的な人気を誇るマーベル映画「アベンジャーズ」シリーズより、スカーレット・ヨハンソン主演『ブラック・ウィドウ』が10月6日(水)より配信される。

 『アイアンマン2』にて初登場し、気高き美貌と強さを兼ね備え、高度なミッションをこなしてきたブラック・ウィドウ。本作はそんな彼女を主人公とし、シリーズ中もっともスケールが大きく、かつすべてのアベンジャーズにとっての”戦い”の物語となった『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で彼女が下した重大な決断の理由に迫っている。

暗殺者である彼女はなぜアベンジャーズになったのか、その過去も明かされるという内容だけあって、数多くのスピンオフを世に打ち出してきた「アベンジャーズ」シリーズを追いかけてきたファンには必見の作品となっている。脅威の身体能力でしなやかに美しく戦う女性戦士ブラック・ウィドウを演じるスカーレット・ヨハンソン。さすがの名女優と言わしめんばかりの、繊細な感情と不屈の精神が共存する演技と見事なアクションに注目だ。

Netflix 映画『ダイアナ:ザ・ミュージカル』

 次にNetflixからは、ブロードウェイ・ミュージカルを公演に先駆けて配信という初の試みでお披露目される『ダイアナ:ザ・ミュージカル』をご紹介。

 今は亡きダイアナ妃を主人公に、彼女の半生を舞台上で蘇らせた本作。世界的に有名な美しきウェディングドレスを纏った姿でのチャールズ皇太子との結婚式や、のちに皇太子の不倫が発覚し「リベンジドレス」を着て出席したガラなど、世間の的となるきっかけとなった出来事を中心に物語が展開される。ダイアナ妃を演じるのは舞台女優のジーナ・デ・ヴァール。生前のダイアナ妃が映った映像を食い入るように見つめ役作りをしたという彼女の演技には、まるで憑依したかのようだと称賛の声が上がっている。

 いちど観始めたら目が離せない、ダイアナ妃の生きた時代に吸い込まれるような鑑賞体験と、ロイヤルコスチュームを華麗にまとう美しさをぜひ堪能していただきたい。

Amazon Prime Video 映画 『フェアウェル』

Amazon Prime Videoからは、アトランタ映画祭で観客賞(長編映画部門)ほか多くの賞を受賞した映画『フェアウェル』が配信される。

ある日、主人公ビリーのもとに祖母ナイナイが末期がんであることが伝えられる。彼女と最後の思い出をつくるため、中国で結婚式を挙げることを口実に親族たちが一同に会することに。ナイナイに悲しんでほしくないという思いから、末期がんであることを伏せて嘘をつき、彼女と接する親族たち。しかしナイナイの姿を見ているうちに、「嘘をつくのは不誠実なのではないか」を思い始めたビリーは、病のことを打ち明けてはどうかと親族に話すが……。

中国生まれアメリカ育ちのルル・ワン監督が、東洋と西洋というふたつの世界を分かつ価値観や考えについて実話をベースに描いた本作。単なる家族映画としてだけではなく、国によって物事に対しての考えが異なることの難しさを描き、観客に深い思考をもたらす作品となっている。

 映画『フェアウェル』はAmazon Prime Videoで10月4日(月)より配信開始。

U-NEXT 映画『アンモナイトの目覚め』

 最後にU-NEXTからは、作品レビューでも紹介した映画『アンモナイトの目覚め』が10月6日(水)より配信開始される。

 寂寞とした雰囲気の漂う海沿いの町、ライム・レジスで化石採集をして暮らす古生物学者メアリー・アニング(演:ケイト・ウィンスレット)。ある日町にやってきた裕福な女性、シャーロット夫人(演:シアーシャ・ローナン)と思いがけず出会い、激しい恋に落ちるさまを描く。リー監督の真骨頂ともいえる荒廃した自然の描写、ほとばしる激情、肌と肌が触れ合う熱を存分に感じられる本作。波の音だけが聞こえる静かな空間で交わるメアリーとシャーロットのまなざしが、何よりも雄弁に物語を語る。

彩度の落とされた街並みや曇天の中で荒れ狂う海がつくりだす映像美が、観客を没入の最中に誘う。余分なものが一切排された美しき世界の中でひっそりと息をするふたりの行く末を、ぜひ静かな夜に見届けてほしい。


色づき変わりゆく景色を見ながら、ひとりきりになれる時間にゆっくり映画の世界に浸る。本コラムが、そんな特別な時間を過ごすための役に立てれば幸いだ。

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