文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
2021年から活動を開始した“夏を作る”ボカロP、はるな。。活動当初はiPhoneのみで作曲を行い、限られた機材でも人の心に届く音楽は作れると証明してきたクリエイターのひとりであるはるな。は、初音ミク、歌愛ユキ、重音テトなどのボーカロイド楽曲や客演ボーカルを迎えた楽曲を中心に制作しながら、自身歌唱の“self cover”バージョンもリリースしている。今回の「さざなみ - self cover」は、夏の情景と、“死んでしまった君”を、巧みな言葉遊びで重ね合わせた一曲。《く く く 雲 流れる》という歌い出しから、リズミカルなAメロがスタートし、裏打ちのドラム、エモーショナルなリードギターと絡み合いながら曲が展開されていく。《う う う 海 波》というシンプルな情景描写で幕を閉じるところも含めて、詩的表現において美学が貫かれているよう。
2003年生まれ茨城県出身/東京拠点のアーティストLITA。2024年7月に公開したEP『Blue』に収録された「pride」がTikTok等で話題となり、それ以降多くの注目を集めている。そんなLITAが2025年7月30日にリリースした「今はまだ。」は、“相手の気持ちが見えない。言葉が欲しい。でも、もういらないと思うくらいにただ隣にいたい。”といった矛盾した気持ちを歌にした一曲。BPM110前後のミドルテンポのドラムフィルインから始まり、シンセサイザーリフをバックに恋心が歌われる。煌びやかでエモーショナルなサウンドやコード進行によって、“また聴きたい”という気持ちが喚起させられる、中毒性の高い一曲だ。
小学生の頃から独学で作詞作曲を始め、先生に向けた卒業ソングを披露したことをきっかけに音楽の道を歩み始めたシンガーソングライター・Yume。2020年に1stアルバム『弱虫Dreamer』、2023年に2ndアルバム『Promise』をリリース。2024年は路上ライブを15箇所以上周り、福岡、大阪、名古屋、東京の4大都市ツアーを成功させるなど、楽曲制作、ライブ活動の両面で活躍している。そんなYumeの最新作「夜花」は、別れる間際のカップルの最後の花火大会の様子をテーマにした一曲。彼の優しさが見える反面、彼女はどこか気を遣ってあの頃にはもう戻れないという、すれ違う二人が描かれる。シンプルなピアノフレーズとストリングスによるサウンド、控えめなビートが、散っていく恋のような佇まいで儚い。
ショート動画界における人気音楽系クリエイター/J-POPシンガーソングライター、遠坂めぐ。2022年2月末に投稿した「切れてるバターにキレてます!」がTikTok・YouTube Shortsでバズったことをきっかけに、日常での些細なストレスを軽快なリズムに乗せて歌う「キレてます!」シリーズがSNS累計再生6億回を超える大ヒットを記録している。今回の新曲「頑張れ 〜悔いなき人生〜」は、夢が叶っても、叶わなくても、その人の魅力は変わらず、その過程で悩んだり挑戦したりしながら成長していく姿こそ素敵だ、という想いが込められた一曲。演歌や歌謡曲を想起させるメロディを、こぶしを効かせながらブルージーなロック調に乗せて歌うアプローチが新鮮だ。近年稀に見る“どストレート”な応援歌が胸に沁みる。
瀬谷高校の軽音楽部にてハキイ。とキシベを中心に結成された横浜のロックバンド・桃色ドロシー。年間100本のライブを行い、これまでに<JOIN ALIVE><COMING KOBE><STONE HAMMER><京都大作戦-前夜祭-><男鹿フェス-前夜祭->などに出演、アルカラ、感覚ピエロを迎え横浜BuzzFrontでの自主企画<ADDICTION PARTY vol.4>を開催するなど、ライブシーンを賑わせている。今回の「朝凪の彼方」は、過去への執着、自問自答など、誰もが経験のあるであろう普遍的な感情や内省を起点に、この世界の汚さや、“見上げた空”の美しさを描いた一曲。どこまでも広がっていくかのようなミドルボイスの歌声と、透き通ったアルペジオ、力強くアンサンブルを支えるドラム、メロディアスなベースが完璧に調和した仕上がりに。
DIGLE MAGAZINEは他にも毎日プレイリストを紹介しています
INFORMATION
![]()
TuneCore Japan『メディアネットワーク』機能について
【応募対象】
・あらゆる音楽ジャンル、アーティストが応募可能です。
・レーベルの所属や年齢、性別、演奏スタイル、個人・グループ、ジャンル等は問いません。
・2025年7月23日以降に配信手続きが開始されたリリースに収録された楽曲であること注:期間内に審査が完了し、配信手続きが開始したリリースが対象となります。
注:期間内に審査依頼のみ完了している場合などは対象外となりますので、余裕を持った応募をお願いいたします。【注意事項】
・メディアへ共有するため、アーティスト情報(紹介文・アーティスト写真・SNS情報等)を最新のものに更新してください
・オリジナル曲のみ可。
・一度の応募では1曲のみ選択可能。再度別楽曲を応募することも可能です。外部リンク
RELATED PLAYLIST
記事関連プレイリスト
POPULAR
人気記事