自然体で世界基準。柔らかな感性が持ち味のTASHIAの新曲「fall in luv with me」

Review
ポニーキャニオンとDIGLE MAGAZINEが新世代アーティストを発掘・サポートするプロジェクト『early Reflection』より、今おすすめのアーティストをピックアップ!第76回目は、TASHIAをご紹介。

モダンなR&Bが世界基準となっている今、東アジアの若いアーティストたち、主にシンガー・ソングライターは、それをベースに持っている。彗星のごとくシーンに登場しつつ、どこかマイペースに見える彼ら、例えばRol3ertや今回紹介するTASHIAがそうだ。そして暑い国が育んだメロウネスをたたえるタイやインドネシアのアーティストたちに共通したナチュラルな越境体質を感じる。国も時代もジャンルもフラットに眼差しながら、今のサウンドに落とし込むセンスがそれだ。さて、本題のTASHIAに移ろう。神奈川県藤沢市出身のシンガーソングライターである彼は2022年よりソロ活動をスタート。デビューシングル「LIFE IS BEAUTIFUL」はアトモスフェリックなシンセサウンドにそこはかとなく海の気配も潜ませたモダンなポップスに仕上がっており、何らかの挫折から立ち上がった若者の静かな決意を透明感と痛みを内包したボーカルで表現していた。この曲が音楽配信サービスで早々に20万回再生を突破。さらにドリルのリズムを用いた「Flowers In Room 205」はタイのチャートで12位、インディポップテイストの「i wish that i could make u sad」は英語・日本語が混ざる歌詞ながら、スイスのデイリーチャートで17位にランクインするなど、国内外でいいリアクションを得ている。

気を張らずに付き合える、世界基準のポップミュージック

前出の「Flowers In Room 205」、「i wish that i could make u sad」も収録した1stアルバム『I really really hope so』を2024年9月にリリース。Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)などUSの今を象徴するサウンドはもちろん、英語と日本語を自在に行き来する歌詞や、現実に少し参っているメンタル、そして誠実な気持ちが伝わるラブソングのあり方に、DURDNにも通じるセンスを感じたりも。気を張らずに付き合えて、時代感も伴ったポップミュージックというわけだ。

2025年はニューアルバムのリリースも目標にしているらしく、9月3日には「a reason to live」がリリースされたばかりだが、早くも9月19日に新たな配信シングル「fall in luv with me」をリリースした。歌始まりのキャッチーさはもとより、そこに載る歌詞は《Every night I talk to the moon. And can't get your smile out of my head.(毎晩 月と話すんだ。君の笑顔が頭から離れない)》という恋の始まりの高揚感。暴走しそうな気持ちと「もし君に彼氏がいたら?」「もし僕のこと好きじゃなかったら?」という不安が80’sインスパイアな淡くリリカルな曲調で彩られていく。そこには駆け引きも策略もなく、どうか僕を好きであってほしい、でも……と揺れる気持ちだけがクローズアップされている。エンディングもふわっと終わり、純度の高い想いだけが余韻を残す。全編英語詞で、TASHIAの柔らかな声を集中して聴ける効果もある気がするのだ。声も人物のフィロソフィもごく自然体で、しかも世界基準のポップスがここで鳴っている。

RELEASE INFORMATION

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New Single「fall in luv with me」

2025年9月19日リリース
〈TASHIA〉

▼配信URL
https://linkcloud.mu/8b9b4a16

early Reflection

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early Reflectionは、ポニーキャニオンが提供するPR型配信サービス。全世界に楽曲を配信するとともに、ストリーミングサービスのプレイリストへのサブミットや、ラジオ局への音源送付、WEBメディアへのニュースリリースなどのプロモーションもサポート。また、希望するアーティストには著作権の登録や管理も行います。
マンスリーピックアップに選出されたアーティストには、DIGLE MAGAZINEでのインタビューなど独自のプロモーションも実施しています。

▼Official site
https://earlyreflection.com

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TASHIA(タシア)

神奈川県・藤沢市出身のシンガーソングライター。2022年よりソロ活動をスタート。ポップやロックを軸にしたエモーショナルなサウンドや心揺さぶるメロディ、ストレートな歌詞が注目を集めている。

「LIFE IS BEAUTIFUL」を2023年9月にリリースし、音楽配信サービスで総再生数20万回を突破。ドリルのリズムを用いたポップチューン「Flowers In Room 205」はタイのデイリーチャートで12位、日本語詞と英師を巧みに織り交ぜたインディポップバラード「i wish that i could make u sad」はスイスのデイリーチャートで最高17位にランクインするなど、国外でも人気上昇の兆しが見える。

1stアルバム『I really really hope so』を、2024年9月にリリース。2025年には、2nd アルバム『Light of My Life』のリリースを予定している。
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