文: アボかど 編:DIGLE MAGAZINE編集部
Steve Lacyの「Bad Habit」が全米を制したように、TikTokでのバズをきっかけに人気を掴んでいく流れがすっかり定着した現代。それは日本でも起きている現象であり、新たな才能が次々とTikTok経由で登場している。神奈川出身のトラックメイカー兼MC、15MUSもその一人だ。
15MUSはエモやハードコア系のバンドのベーシストから音楽活動をスタートし、その後現在の活動スタイルに転身したアーティスト。2019年にリリースしたシングル「Your Song」がTikTokで人気を集め、以降も「脳裏」や「変わらないで」などヒットを連発。2021年にリリースした1stフルアルバム『STAND』は、Apple Music上で日本だけではなく11か国のチャートに名を刻む快挙を成し遂げた。今年10月にリリースした最新シングル「星空が見えるなら」もMVが3週間で6万再生を突破。まさに絶好調のアーティストだ。
(広義の)ロックからビートメイクとラップの世界に参入した15MUSだが、そのスタイルにロック的な要素は一見ほぼ見られないように思える。しかし、それがヒップホップの王道かと言うとそうでもなく、むしろラッパーとしてはかなり特殊なものである。本稿ではビートとリリックからそのスタイルを紐解き、15MUSのスタンスや多くのリスナーに支持される理由などを考えていく。
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