『RISING SUN ROCK FES 2020』開催中止 「再び最高の朝日を皆様と」

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文: DIGLE編集部 

野外音楽フェスティバル『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2020 in EZO』の開催中止が発表された。

野外音楽フェスティバル『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2020 in EZO』の開催中止が発表された。

8月14日、15日に北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで行なわれる予定だった同イベント。現時点で新型コロナウイルスの感染収束の見通しが立っておらず、6月から開始予定だった石狩の会場設営の準備ができない事や、安全に開催するための調整に例年以上の時間を要することなどを鑑みて、実施は困難と判断したとのこと。

チケットの払い戻し対応の詳細は、6月にオフィシャルサイトでアナウンスされる予定だ。

『RISING SUN ROCK FESTIVAL』プロジェクトチームのコメント

日頃より RSR を応援してくださっている皆様へ
この度、RISING SUN ROCK FESTIVAL 2020 in EZO は、新型コロナウイルス感染拡大の収束の目処が現段階でもつかないため、ご来場を予定されるお客様や出演アーティストの皆様、このFESTIVALに関わる全ての方々の安全及び健康を考慮し、2020年の開催を断念する事を決定致しました。
また、この度の決定に際し、日々変わる状況の中スタッフ一同で開催の可能性を模索し協議を重ねておりましたため、皆様へのご案内に時間を要する結果となりました事を心よりお詫び申し上げます。
1999年の開催から、初めて自然災害の影響で初日開催が中止となり悔しい気持ちを残した2019年でしたが、与えられた環境の中で最高のパフォーマンスをしてくれたアーティストの皆様とそれを支えてくれた全てのスタッフ、このFESTIVALの開催に携わってくださった関係者の皆様、そして何よりも柔軟に対応し参加してくださった皆様のおかげで、2日目を無事に開催出来た事を本当に嬉しく思いました。
そして、今年2020年はその悔しさをバネに、どのように皆様にお返しが出来るかを色々と考えておりました。
しかし今回、現段階で新型コロナウイルス感染拡大の収束の目処がつかない事、そして今年出演予定のアーティストの皆様が、自身のリリースや、大切なファンの皆様との交流が出来ない事、また感染拡大防止のためにツアーの開催延期や中止等の自粛状況にある事、本来であれば6月から開始する石狩の会場設営の準備が出来ない事、また開催日までにお客様を安全にお迎えするための全ての調整に例年以上に時間を要する事等を鑑み、2020年の開催を断念せざるをえないという結論に達しました。
1年のうち2日間だけ出現する街として、全国各地様々な場所から笑顔と一緒に石狩に集い、お互いに協力し助けあい、そして朝まで大好きな音楽を大声で歌ったり踊ったり、LOVE&PEACEな空気が溢れる楽園。私達チームは「RISINGって何だろう?」「FESTIVALって誰のためにあるのだろう?」という事を、開催する度に自分達に問いかけ、どうしたらお客様に心の底から楽しんで頂けるかを考えておりました。
ですが目の前には、今まで経験した事が無かった見えない大きな壁が立ちはだかり、人々を分断しています。だからこそ私達チームは今日から来年という近い未来を見据え、再び最高の朝日を皆様と共に見るためにFESTIVAL開催に向けて一歩前に進みたいと思います。
なお、今後についてのお知らせや、ご購入済みのチケットに関しての対応につきましては現在調整中でございます。詳細は6月に改めて公式ホームページにてお知らせ致しますので、今しばらくお待ち頂けますよう、お願い申し上げます。
最後に、音楽を愛する全ての方々の健康をお祈りすると共に、新型コロナウイルス感染症が1日も早く収束へ向かう事を願い、また、最前線で医療に携わる全ての方々に敬意の念を示すと共に、感染症でお亡くなりになられた方々へ哀悼の意を表し、罹患された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

提供:音楽ニュース:CINRA.NET

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