OutSide Boyzが鳴らす、等身大なヒップホップ

Review

文: BIG UP! 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はOutSide Boyzをご紹介します。

今しかない時を音楽に

00年代以降に生まれた、魅力的なミュージシャンが増えてきた。その流れは、ラッパーにはもちろん言えることだし、クルーについても同様である。『00motion Compirationvol.01』から「satellite」をリリースしているOutside Boyzも、そんなチームのひとつといっていいだろう。

OutSide Boyzは、2019年9月に結成された2MC+1 DJの3人組グループだ。昨年の12月には1st EP『New Gate』を発売し、東京を中心に精力的に活動している。
彼らの魅力は、変にかっこつけるでも悪ぶるでもない等身大なリリックだ。今ある自分を真っ直ぐに見つめ、素直な言葉へ落としこんでいく。過剰な表現にせず、クールなトラックを乗りこなすからこそ、今の若い世代にリアルな音楽として届くのではないだろうか。

先日配信が開始された「Fun Final」は、気怠くもアッパーな1曲。サビで重なる高低のハーモニーや、次々に移り変わっていく声質がクセになるナンバーだ。友人と酒を交わすシーンに、ぜひおすすめしたい。

Outside Boyz

提供:BIG UP!zine

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