amaenが思い出させるまばゆい夏

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ!今回はamaenをご紹介します。

過ぎし日のうつくしさを

夏という季節を切り取るとき、あなたはどんな景色を思い浮かべるだろうか。
amaenが、2年ぶりのシングル『そよめき』で描き出すのは、思い出の中で揺らめく淡い夏の風景だ。

東京を拠点とし、過去には「あまえん」として活動していた3人組・amaen。
心地よい音とは?ということを大切にし、柔らかく音楽と向き合う3人から、久しぶりの最新シングルが届いた。
ドリームポップとUSインディーの融合を意識したサウンドと、遠い日を振り返るセンチメンタルな歌詞、記憶の中に溶けていくような歌声とコーラス。
夏の情景を呼び起こしながらも、肌に纒わりつく暑さよりも、海沿いの透明感、水に反射してきらめく陽の光、そんなまばゆい一面だけを思い出させてくれる優しい一曲だ。

重なり合う音と声の一つひとつがさらさらと聞き手の心に流れ込み、それぞれにとっての思い出への扉をそっと開くような『そよめき』。
夏真っ只中のこの季節から、過ぎ去っていくその日まで、大切に聞き続けたい音楽になっている。

amaen

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