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文: 石角友香 編:Miku Jimbo
自ら“ジャパニーズ・シティポップバンド”を名乗るというのは諧謔でもなんでもなく、現在進行系のそれを体現しようという意思なのではないか。80年代シティポップスの逆輸入熱もそろそろ冷めようかというとき、それを単にトレンドの終焉とともに色褪せさせることを彼らはたぶん良しとしないのだろう。それはサウンドを聴けば一聴瞭然。2019年に東京で結成された彼らはすでに「Metrofuturhythm」(2019年)、「‘Bout Her」(2020年)、「So What」(2020年)、「Debut」(2021年)の4作のEPをリリース。1stでは玄人受けしそうな渋いネオソウルが聴けたり、2nd収録の「Plastic Girl」はSpotify 日本バイラルトップ50で最高位24位を獲得し、「Best City Pop Songs of 2020」など、公式プレイリストに取り上げられたりしている。そしてThe Verve(ザ・ヴァーヴ)の『Urban Hymns』そっくりなジャケの「Debut」収録の「東京」はそれまでとは異なる、どこかカタカナ時代のキリンジを思わせるAOR感も醸している。この曲が海外のブログやリアクション動画で取り上げられたこともきっかけとなり、2021年3月には中国・上海の音楽レーベル〈Luuv Label〉から中国国内のストリーミングサービスで楽曲を配信リリース、さらに中国のSNSでの紹介やライブイベントへのビデオ出演も行なった。加えて同年11月にはUKの音楽レーベル〈The Animal Farm〉から共同制作のシングル「Atlantis」「Poolside」「Pilgrims」をリリース。同レーベルがミックス、マスタリングをしたこれらの曲で音像に格段の広がりが感じられるようになった。
すでに自身のシティポップ像を多くの楽曲で表現してきたThe Lamb。2022年から2023年にかけては自分たちの手でフィニッシュまで持っていける状況がやってきたようなのだ。2023年2月15日にセルフネームを冠したニューアルバムのリリースを発表している彼ら。バンドの演奏に加え、リズムマシーンやキーボード類もヴィンテージ機材のみを使用し、PCの打ち込み音源は用いないという。スタッフも興味深く、録音はペトロールズの初期作品で知られる森永圭一、ポスト・プロダクションとマスタリングはbisshi(ex:PAELLAS)。もうこの布陣で個人的にはThe Lambがより研ぎ澄ましたシティポップを標榜しているのかがわかる。2022年12月にはアルバム先行第一弾として「Darling Dear」をリリースしたが、サックスソロのイントロ、ワウカッティングなど、1音1音にこだわりを感じられるのだ。因みにメンバーの中島雄士(Dr)はミックスも担当。グソクムズ、路地のメンバーでもある彼のリズムの音質への目利き具合も現在のThe Lambにとって欠かせないものだろう。
前置きが長くなってしまったが、アルバム先行第二弾が今回取り上げる「A Rainy Friday In June」。ローファイ感のあった「Darling Dear」とは打って変わって明度の高いサウンド、グッと低いところでボトムを支える安定したベース、単音クリーンがポツポツと爪弾かれるミディアムメロウだ。それでいて渡辺昇(Vo,Gt)の歌声は明快で、メロディもポップ。軽いフェイクも様になるR&Bに近接したムードを漂わせる。歌詞の大半を手掛ける彼は村上春樹の小説からの影響を公言しているが、午睡の中にいるどこか停滞した関係を思わせる曖昧さは確かに村上文学に通じる。温度や情景を立ち上がらせる音像がイマジネーションを喚起し、歌詞に明確な輪郭がなくても気配を残すのだ。そう。白黒つかない感情や関係を抱えたまま生きることも一つの都市生活者のリアルだ。この感覚は別に80年代的なモラトリアムではないと思う。甘やかで苦い、プライベートな個人の感覚はどんな時代にもフィットするリアリティの光を放つ。気負いはないかもしれないが、やはり自らシティポップを名乗るバンドの矜持が、音にも言葉にも滲出しているのは間違いない。2月のアルバムで新たなThe Lambの全容も見えてくるだろう。
RELEASE INFORMATION
NEW SINGLE
「A Rainy Friday In June」
2023年1月11日(水)
The Lamb1st ALBUM
『The Lamb』
2023年2月15日(水)
The Lamb▼配信リンク
https://lnk.to/thelamb
early Reflection
early Reflectionは、ポニーキャニオンが提供するPR型配信サービス。全世界に楽曲を配信するとともに、ストリーミングサービスのプレイリストへのサブミットや、ラジオ局への音源送付、WEBメディアへのニュースリリースなどのプロモーションもサポート。また、希望するアーティストには著作権の登録や管理も行います。
マンスリーピックアップに選出されたアーティストには、DIGLE MAGAZINEでの動画インタビューなど独自のプロモーションも実施しています。▼Official site
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