文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
1994年秋、札幌で結成された宅録ポップユニット、800 cherries。リリースから時が経った今も、彼らの音楽は世界のいたるところで愛聴されている。
90年代らしさのある有機的なエレクトロサウンドはポップで可愛らしく、独特の浮遊感を放つ。それでいて、しっかりと人の血の通ったハンドメイド感があるのだ。
欧州を感じさせる音作りでありながら、メロディーラインには歌謡曲のエッセンスも香る。時代や国に縛られないハイブリットな音楽とは、彼らのようなことをいうのだろう。だからこそ、どれだけ時を重ねても新しいトキメキをリスナーに与えてくれるのだ。
先日配信が開始された『opuscula』は、2000年にリリースされたラストアルバム。実験的なサウンドにチャレンジした今作は、まさしく彼らの集大成といえる作品だ。今もなお色あせない、軽やかなポップサウンドにぜひ浸ってほしい。
800 cherries
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