流行に振り回されない、the perfect meのオリジナル

Review

文: DIGLE編集部 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はthe perfect meをご紹介します。

多彩なインプットを昇華して

2013年に2人組ユニットとして始動し、メンバーの脱退した2018年7月以降は西村匠のソロユニットとして活動しているthe perfect me。流行に振り回されることのない、豊潤で強いポップスを彼は鳴らし続けている。

一聴すると、幅広い音楽のジャンルを内包し発展させていると気づくことだろう。インディーロックやニューウェイブ、ひいてはクラシックの影響も香らせながら、既存のどれかにすり寄っていくのではなく、オリジナルとして君臨。多彩なインプットにエンジニアとしての才も掛け合わせながら、the perfect meだからこそ作り出せる世界観を生み出していくのだ。

先日配信が開始された『armours』は、約2年振りとなるニューシングル。クラシカルなストリングスやメロディーに、モダンなビートが重なる様は痛快で、見事な手腕には思わずにやけてしまう。こだわり抜かれたポップセンスがギュッと濃縮されたナンバーに仕上がった。

the perfect me

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