日常の点を結ぶ、Analogfishの「おもいつくかぎりのすべて」

Review

文: DIGLE編集部  編:riko ito 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はAnalogfishをご紹介します。

日々を大切に生きるきっかけを

下岡晃佐々木健太郎という異なるタイプのふたりのソングライターを要するオルタナティブロックバンド、Analogfish。結成から20年以上が経過した今も感性は凝り固まることなく、常に進化しながら歩みを進めている。

先日配信が開始された「おもいつくかぎりのすべて」は、ライブでお馴染みになりつつあるエイトビートのロックンロール。ソングライターは、日常にあるテーマを自分らしい手法で語ることと向き合ってきた下岡晃が担当している。
クリーンギターの幻想的な音と気を衒わぬシンプルな構成は、余分な要素を省いたバンドサウンドの良さを真っすぐに伝え、歌詞にこめられたメッセージを正面から届けていく。

「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」は、19世紀のSF作家ジュール・ヴェルヌの言葉だが、事の大なり小なりは問わず大抵のことは実現してしまうのがリアルであり、そのきっかけはなんでもない顔をして日常に潜んでいるもの。ふとしたタイミングで点と点を結びつけてくれるナンバーだ。

Analogfish

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