gARCHAN。が『downtown』で魅せる、ユーモアとまとまり

Review | 2024.01.26 2024.01.23

文： DIGLE編集部　編：Kou Ishimaru　

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！今回はgARCHAN。をご紹介します。

三者三様の魅力を光らせ

東京と名古屋を拠点に活動しているビートメイカー、gARCHAN。。2020年4月から活動を本格化させると、オーソドックスに帰着しないセンスを活かし、ワクワクするビートを生み出し続けてきた。

先日配信が開始された『downtown』は、全3曲からなるEP作品。気づいたら何周もしているほど、シームレスに楽曲が繋がれていく自然さがありながら、1曲ずつは音色やリズムで遊んでいて個性的。5分弱というコンパクトな構成のなかで、ユーモアとまとまりを両立させている。

ビルの奥に夕日が沈んでいく様を彷彿させるような「downtown（Interlude）」、オリエンタルなサウンドをアップテンポに聴かせる「banana boat」、映写機の物語を描いたような「film」。三者三様の個性が光る1枚は、gARCHAN。の音楽に初めて触れる人でも手を伸ばしやすい作品になっているのではないだろうか。

gARCHAN。

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