文: DIGLE編集部
東京を拠点に活動するラップクルーTiGht Plumpのメンバーであり、ビートメイカーとラッパーの顔を併せ持つアーティスト、NE Da Murakami。既存の枠に捉われることなく、ジャンルレスな作風を得意としている。
先日配信が開始された「yu me o chi」は、フィーチャリングにTSUKKYを迎えて、制作中のビートテープから先行配信された1曲。スムースなトラックに柔らかな歌声が揺蕩う、メロウなナンバーとなっている。
各音色のサスティンを計算されて作られたビートは、ソリッドでありながらも温かい。雑味を残さない絶妙な按配で、ボーカルをきっちりと支えている。また、日本語、英語、韓国語の3カ国語で紡がれる印象的だ。それでいて、各言語を一定のフロウでシームレスに繋いでいるからこそ、変な違和感を持つことなくサラッと受けとめやすいのだろう。なんだかダウナーな気分を、そっと許してくれるような作品だ。
NE Da Murakami
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