キュレーション・プレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』毎週金曜日更新 Eeveeなど|10月2週目

Review
DIGLEと音楽配信代行サービス・TuneCore Japanがお届けするコラボレーション・プレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』。TuneCore Japanの「メディアネットワーク」を通じてピッチされた楽曲の中から、毎週5曲をピックアップしてレビューします。10月2週目のカバーはEevee。

今週の「TuneCore Japan×DIGLE Now」注目のアーティスト

Eevee「Trouble」

小学5年生で芸能プロダクションへ研修生として所属、19歳で退所しラップの世界で活動を始めた瀧澤彩夏。そんな瀧澤彩夏が2025年2月に始動したラッパー名義・Eevee(イーヴィー)として新曲「Trouble」をリリース。幼い頃からステージに立ち続け、大手事務所で培ってきた経験やスキル、そしてHIP HOPシーンで活動を始めてからも磨き続ける表現力が魅力のEeveeの新曲は、見せかけのステータスやSNSに漂う“フェイク”に皮肉を込めた一曲。《She looks like a bubble》といった、bubble = 実態のない幻想といった意味から転じたリリックなどを用いて、現代に蔓延する“フェイク”な姿勢/生き方について軽快に突き、一方では《やると決めたらやり切る パパとのルール》など、家族や自分のペースを肯定していく。フェイクな周囲の“Trouble”に巻き込まれながらも、自分らしく生きていく姿勢を表明した作品に。

CoCo.Jee「dishies」

2022年3月に1stアルバム『ONE NIGHT』をリリース、ビートメーカー兼DJのAIKIと共に広島のクラブを中心に活動し、現在は拠点を東京に移した広島出身のラッパー・CoCo.Jee(ココジー)が、新曲「dishies」をリリース。一日に1~4曲を仕上げ、活動を始めて約3年が経った2025年3月時点で作った楽曲の総制作数が639曲に及ぶという驚異的な制作ペースを誇る彼の最新作は、キャリアで初めて制作に半年の期間をかけて生み出した楽曲に。制作アプローチを変えたことで、これまでの楽曲以上に共感を呼ぶ歌詞の恋愛ソングが誕生した。《2人キッチン 並ぶdishes》《君の髪が白くなった頃に何を思う?》など、日常に寄り添い内面にフォーカスした歌詞が綴られており、“日常”をコンセプトに活動してきたCoCo.Jeeにとって、ありそうでなかった形のラブソングとなっている。

Elizabeth-G & Nice Dream「午前8時各駅新宿」

埼玉/戸田公園のラッパーElizabeth-G(エリザベスジー)がリリースした新曲「午前8時各駅新宿」は、ライブ帰りの朝方に、地元の友人が通勤ラッシュに向かう姿を見たことから着想を受けたという一曲に。同世代の人たちの大切なものがそれぞれ変わり、生活も見た目も別々になっていく30代。《輝いてたヤツが 疲れ切った顔で 8時過ぎの改札 向かうのぼり方面》というリリックなど、曲のタイトル通り午前8時の新宿駅で見た光景が描写され、自身の決意ともに綴られている。Nice Dreamによるサイケデリック & グルーヴィなトラックは、オールナイト後、眠気まなこを擦りながら朝のラッシュに巻き込まれた時の、夢見心地な視界を演出しているかのようだ。

TPI「2025 Free Style」

兵庫県宝塚市出身のラッパー、TPI。ラッパーとしての活動に加え、レコーディングエンジニア、Mix & Mastering、さらにはプロデュースまで自ら手がけることで、楽曲の完成度とオリジナリティを極限まで高めている彼の最新作「2025 Free Style」は、タイトル通り2025年現在の心情をフリースタイルにのせた一曲。シリアスで重厚なトラックをバックに、自身の音楽活動への決意を改めてラップする。《ここまでついてきた仲間や家族を 間違いじゃないと言わせるため やることやるのが俺なりの覚悟》と覚悟の一節で締めるのもクールだ。

Likiy Bet「ATTENTION」

ラッパーLikiy Bet(ライキーベッツ)がリリースした最新作「ATTENTION」は、4つ打ちビートとブラスのリフによるトラックをバックに、ラップを畳み掛けた一曲。これまで、アフロビートにエモーショナルなコード進行を重ね、失った“君”への想いを歌った「Ms.take」や、孤独や弱さについて歌った「baton」など、感傷的な楽曲やラブソングが多かったLikiy Betだが、今作は、ジャパニーズレゲエ/ヒップホップなどのエッセンスを感じるアッパーな楽曲で、新たな一面を示す一曲となっている。

毎週金曜日更新のプレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』

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・2025年7月23日以降に配信手続きが開始されたリリースに収録された楽曲であること

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注:期間内に審査依頼のみ完了している場合などは対象外となりますので、余裕を持った応募をお願いいたします。

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