キュレーション・プレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』毎週金曜日更新 湯村章平など|11月1週目

Review
DIGLEと音楽配信代行サービス・TuneCore Japanがお届けするコラボレーション・プレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』。TuneCore Japanの「メディアネットワーク」を通じてピッチされた楽曲の中から、毎週5曲をピックアップしてレビューします。11月1週目のカバーは湯村章平。

今週の「TuneCore Japan×DIGLE Now」注目のアーティスト

湯村章平「Regulus」

島根県出雲市出身、東京都在住で、ライブハウス「MELODIA Tokyo」の店長を担当しながら、音楽活動を行うシンガーソングライター湯村章平が新曲「Regulus」をリリースした。全天(空の全体)にある21個の1等星の中で最も暗い星で、しし座内では最も明るい星とされるRegulus(=レグルス)を題材にした本作。「小さな王」を意味するラテン語にも由来のある本ワードをテーマに、生きづらい世の中で頑張る人へ、手を差し伸べるラブソングとなっている。ラストの歌詞《目の前にいる僕と君は 点と点で今 繋がっている》が象徴するように、“人”や“光”の温もりや、“繋がり”についてを切実に歌った一曲に。

THE・ステレオギャング「Samurai Highway」

2021年夏、洋楽を愛するMiu(Vo.)を中心に、高知大学軽音楽部のメンバーで結成され、2024年の<エマージェンザ・ジャパン>では「優勝」「ドイツ大使館賞」の二冠を獲得するなど、精力的に活動している4ピースロックバンドTHE・ステレオギャングKISS(キッス)、Mötley Crüe(モトリー・クルー)、Halestorm(ヘイルストーム)、Paramore(パラモア)などの影響を受け、英詞での楽曲を多くリリースしてきている彼女らが、3ヶ月連続配信企画の第1弾となる新曲「Samurai Highway」をリリースした。伝統的な“侍(サムライ)”の精神と、現代を生き抜く若者の葛藤をロックサウンドに融合させた本作では、USのヘヴィメタルのような歪んだギターと、疾走感のある8ビートのリズム隊によるアンサンブルが光る。歌い出しは《Hiding in weakness. Shadowed by lies. Where is the self I've been searching for?》(弱さに隠れて。嘘に覆われて。私が探していた自分はどこにいる?)。“自分を信じ、立ち上がれ”というテーマが歌われた一作。

m1tz「BYE FOR NOW」

和歌山県出身、2024年に活動を開始したボカロP・m1tz(ミッツ)が、1st EP『FLARE』をリリースした。5曲入りのEPの1曲目に収録される「BYE FOR NOW」は、自身が“初めてネットの海に放った曲”だと語る記念すべき一曲。EPの楽曲は、ギター/ベース/ドラムによるシンプルなバンドサウンドで構成されており、アルペジオ/オクターブ奏法などのアプローチが、BPM200前後のハイテンポなドラムにのせられている。ボーカロイドシーンだと164「天ノ弱」、バンドシーンだとRADWIMPSBUMP OF CHICKENといった2000年代のギターロックバンドなどのエッセンスを感じるストレートな作風がエモーショナルだ。

butterfly inthe stomach「サンクチュアリ」

小野雄一郎(Vo. / Gt.)、中江太郎(Dr. / Cho.)、かきもとみちこ(Ba.)による東京拠点のロックバンドbutterfly inthe stomachが、最新4thアルバム『バウムクーヘン』をリリースした。2005年に結成され、小野雄一郎を中心に活動している本バンドは、数々のメンバーチェンジを経て、2013年に中江太郎、そして2022年よりサポートとして参加していたかきもとみちこを今年4月に正式メンバーとして迎え、3ピースで活動している。そんな彼らの最新アルバムは、本体制となって3年間の軌跡や、メンバーチェンジを経てもなおbutterfly inthe stomachという看板を掲げ続けた“年月”が詰め込まれた作品に。その中の2曲目である「サンクチュアリ」には、大切な人、大切な居場所を守りたいといったポジティブなメッセージが込められている。まさに20年間、バンドを守り続けた“想い”が結実した一曲だ。

TURBO LIGHTER「songline」

「生活にもっと音楽を。」をテーマに掲げて活動する大阪拠点のオルタナティブロックバンドTURBO LIGHTERが新曲「songline」をリリース。1990年以降のJPOPをルーツにし、口ずさみたくなるようなメロディや多彩なコードワークを得意とする彼らの新作では、“心の火を絶やさずに繋いでいく”という意志が表明されている。上峠瑛(Gt. / Vo.)の透き通るハスキーボイスと、繊細な心情を表現するユニークなコード進行で、迷いながらも前へ進む人間のリアルな心情を表現。心の陰影やそれを照らす光が描かれた、温みのある一曲に。

毎週金曜日更新のプレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』

DIGLE MAGAZINEは他にも毎日プレイリストを紹介しています

「メディアネットワーク」についての記事はこちら

INFORMATION

インフォメーション画像

TuneCore Japan『メディアネットワーク』機能について

【応募対象】
・あらゆる音楽ジャンル、アーティストが応募可能です。
・レーベルの所属や年齢、性別、演奏スタイル、個人・グループ、ジャンル等は問いません。
・2025年7月23日以降に配信手続きが開始されたリリースに収録された楽曲であること

注:期間内に審査が完了し、配信手続きが開始したリリースが対象となります。
注:期間内に審査依頼のみ完了している場合などは対象外となりますので、余裕を持った応募をお願いいたします。

【注意事項】
・メディアへ共有するため、アーティスト情報(紹介文・アーティスト写真・SNS情報等)を最新のものに更新してください
・オリジナル曲のみ可。
・一度の応募では1曲のみ選択可能。再度別楽曲を応募することも可能です。

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる