商標侵害で訴えられたUKロックバンド・easy lifeがhard lifeに改名

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文: DIGLE編集部 

2023年10月に、航空会社easyJetなどを運営するeasyGroupに商標権侵害で訴えられたUKのレスター出身バンド・easy life。前名義でのラストライブから約9ヶ月、その名を「hard life」に改め、本日新曲をリリースした。

<SUMMER SONIC 2022>に出演するなど、日本でもファンの多いUKのオルタナティブロック・バンドeasy life(イージー・ライフ)が、バンド名をhard life(ハード・ライフ)に改名した。

2023年10月3日、easyGroupがバンドとメンバーのMurray Matravers(マレー・マトレーヴァーズ)に対して「マトレーヴァーズ氏らによるブランド盗難に関するeasyGroupのコメント」と題した声明を発表。商標権侵害でバンドを訴えた。

これに対しバンド側は、easy lifeが2015年に始動し、easyJetが商標を出願したのは2022年であることなどを説明したが、経済的負担を理由に改名を決断。「次に何が起こるかは誰にもわかりませんが、どんな嵐もいつかは雨がなくなります」(編集部訳)とコメントし、2023年10月13日にeasy lifeとしてのラストライブを実施した。さらにeasy lifeとしての最後の楽曲「trust exercises」も発表している。

▼当時のバンドコメントと日本語訳は以下の記事にて

その後、公式X(Twitter)での活動に関するアナウンスはしばらくなかったが、6月6日に「👀」(絵文字の目)と投稿。さらに、昨日11日に「戻ってこられてよかった。新しい音楽まであと24時間。」(編集部訳)とポストした。

そして本日12日、「やあ、久しぶりだね。この9ヶ月はeasyではなかったと言っていいだろう。新しい曲が今リリースされる」(編集部訳)とコメントし、新曲「tears」を発表。リンク先にはhard lifeという新しいバンド名が記載されていた。

本楽曲は《it’s a hard life,》と新しいバンド名を織り交ぜており、一連の出来事とバンドの心境を想起させる歌詞を綴っている。なお、XのプロフィールやYouTubeの概要欄には「easy come, easy go」と記載されていた。

※本文の日付は現地時間となります。

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