シンガー・ソングライター・Samm Henshawの制作風景 from サウス・ロンドン

Interview

文: riko 

DIGLE MAGAZINE編集部は、Samm Henshaw(サム・ヘンショウ)の自由なイマジネーションを探るべく楽曲制作に注目したインタビューを遂行。作業スペースから部屋のお気に入りスポット、愛用している機材や、その国ならではの場所まで、サウス・ロンドンでの制作環境について聞いてみた。

牧師の息子としてゴスペル音楽に囲まれて育ったサウス・ロンドン出身のシンガー・ソングライター、Samm Henshaw(サム・ヘンショウ)。2019年のシングル「Church ft. EARTHGANG」がトヨタ“カローラツーリング”のCMに起用、今年1月に開催を予定していた恵比寿・LIQUIDROOMでの来日公演はSOLD OUTし(※)、日本で注目度が急上昇している彼が、5月14日にニューシングル「Still Broke」をリリース。人生の中で特に落ち込んでいた時期について考えたという「Still Broke」はトランペット奏者のKeyon Harrold(キーヨン・ハロルド)とコラボし、R&B、ソウル、ヒップホップ、ポップを融合させ、彼の”カメレオン”のような感性と天性のハーモニーが存分に発揮されている。

※延期となり振替公演を予定

DIGLE MAGAZINE編集部は、彼の自由なイマジネーションを探るべく楽曲制作に注目したインタビューを遂行。作業スペースから部屋のお気に入りスポット、愛用している機材や、その国ならではの場所まで、サウス・ロンドンでの制作環境について聞いてみた。

Samm Henshaw

PROFILE

牧師の息子としてゴスペル音楽に囲まれて育ち、15歳のときに教会のためにゴスペルソングを書き始める。Kirk Franklin(カーク・フランクリン)、Lauryn Hill(ローリン・ヒル)、Marvine Gaye(マーヴィン・ゲイ)などに影響を受け、2015年に発表したEP『The Sound Experiment』で高い評価を受けてデビュー。 「Broke」(2018年) や「Church」(2019年) などのシングルで波に乗り、2021年10月待望のアルバム『Untidy Soul』を自身のレーベル〈Dorm Seven〉からリリースする。 NPR Slingshotの「2021 Artists To Watch」に選出。<Afropunk Paris>や<Solidays >、<Nos Alive>といった国際的な大型フェスのステージや、ロンドンの有名なライブハウスElectric Brixtonをソールドアウトさせるなど、活躍の場を広げている。 ソールドアウトした恵比寿・LIQUIDROOMでの来日公演は、2021年9月10日(金)に振替公演を予定している。

Place

Greenwich Market - Antiques Market - visitlondon.com

Samm Henshaw:

サウス・ロンドンで好きな場所は「Greenwich Market」かな。都会の真ん中にある小さな町のような雰囲気で、素晴らしいビンテージアイテムが手に入るんだ。家ではベッドで過ごすことが多いよ。漫画を読んだり、お祈りしたり、寝たり、家のことをしたり。キーボードをリビングに置いているから、ジャムってアイディアを練ったりして過ごすこともある。

Item

Apple MacBook Pro 2020 review image 1

Samm Henshaw:

お気に入りのアイテムはノートパソコン。これがなかったら何もできないからね。パンデミックになってからは、メインのプロデューサーであるジョシュ・グラントがLAにいるから、Zoomを使ってどうやって録音するかを学び直さなきゃいけなかったんだ。US時間で仕事をしていたから、かなり深い時間まで作業していたよ。

Samm Henshaw:

あとはマイクもお気に入り。パンデミックになってから買ったんだけど、自分の声を全部拾ってくれるんだ。

Room

Samm Henshaw:

家でお気に入りの場所は、寝ることが好きだからベッドかな。外だったら「Still Broke」のアコースティック・ビデオを撮った、家の裏にある湖。野生生物がたくさんいて、夏は特に静かで平和なんだ。

「Still Broke」MUSIC VIDEO

Samm Henshaw トップトラック

RELEASE INFORMATION

Still Broke

Still Broke(Keyon’s Cocktail Mix)

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