舞台音楽づくりが自身の作品にも影響。音楽家・ハナカタマサキが試行錯誤の中で生んだ舞台の世界観と感情の共鳴

Interview

文: 神保未来  写:安岡佑晃(※舞台写真を除く) 

高知県を拠点に活動する宅録音楽家のハナカタマサキが、2023年2月上演の『花咲く港』と2021年7月上演の『祝祭 音楽劇 小さな星の王子さま』のために制作した舞台音楽をサウンドトラックとして発売。舞台音楽を作る難しさや魅力、ミュージシャンならではのこだわりとは。最新の2作を軸に、舞台音楽をつくる際に大切にしていることをメールインタビューで伺った。

宅録で多彩なサウンドを紡ぎ出す音楽家のハナカタマサキ。トイポップを思わせる純真なサウンドや生楽器の温もりを大切にした音作りを魅力としつつ、一方でシンセサイザーなども意欲的に取り入れ、ジャンルという枠組みにとらわれない自由な音楽を展開している。

耳馴染みの良い音楽性と緻密な演奏を実現するその手腕が評価され、JR四国やテレビ番組、CMなどへ楽曲提供も積極的に行うハナカタ。中でも舞台音楽の制作は数多く手掛けていて、作品に寄り添いつつも自身の作家性を決して失わないそのクリエイティブは、たびたび舞台作品との化学反応を起こしている。

そして2023年6月、舞台『花咲く港』(2023年2月上演)と『祝祭 音楽劇 小さな星の王子さま』(以下、『小さな星の王子さま』/2021年7月上演)のために制作した舞台音楽がサウンドトラックとして発売された。

舞台音楽でも自身の作家性や感情表現を大切している彼だが、舞台監督や演出、そして演者というさまざまなクリエイターが関わるため、彼だけの引き出しでは生まれ得なかった音楽ができ上がることもあるという。そして舞台音楽の制作は、2022年発表のアルバム『Small Melodies』といった彼自身の作品にも影響を与えている。

今回のメールインタビューでは、『花咲く港』『小さな星の王子さま』のサントラ制作の裏側について聞くと共に、舞台音楽づくり全般における彼のスタンスについても伺った。

「その時々の正解を常に探し当てたい」ハナカタが考える舞台音楽のつくり方

ー舞台に携わるようになった経緯を教えてください。

もともと舞台音楽に興味があったので、キッカケがあればやってみたいと思っていました。

2016年に高知で開催された<World Music Night>というイベントに出演させてもらった時に、今回の『小さな星の王子さま』の演出担当の藤岡武洋さんが観に来てくれていたんです。終わったあとに「今度舞台で『ブレーメンの音楽隊』をやるから音楽をつくってもらいたい」とお話をいただいて、その時に初めて舞台音楽をつくらせてもらいました。オファーをもらってから上演までとにかく時間がなくて、急いでつくった思い出があります。上演された舞台を観た時はこれまで味わったことがない特別な感動がありました。

前回のインタビューで語っていただいたご自身の楽曲のつくり方と、舞台音楽のつくり方は同じでしょうか? 

基本的には普段と同じやり方でつくっていますが、舞台音楽の場合は「お題」となるテーマが決まっていることあり、予めぼんやりイメージを頭の中で描いた状態で進めることが多いです。お題があることによって普段よりも曲作りのペースはむしろ早い気もします。舞台音楽を手掛けるようになってからは、予めテーマがある中で曲をつくる手法が自分に合っていると思うようになったんです。なので最近では、普段の曲作りでも先にお題やテーマを決めてからつくることが増えました。

ー舞台音楽を手掛ける際、どの段階でつくり始めるのか教えてください。

台本を読んで「ここに音楽が入ったら良さそうだな」という箇所にメモを入れていくんです。すぐにイメージが湧いた時はその時点でつくりはじめてしまいます。メロディや音の断片的なもの、場合によってはアレンジまでほぼ丸々完成させてしまうこともあります。その後でこの箇所に音楽が欲しいという要望などを確認して、こちらのアイデアも伝えて必要な楽曲数を把握していくという感じです。すんなり思うように行くことはほぼないので、はじめは手探りで音をつくりながら擦り合わせていきます。

ー台本などの資料からどのようにイメージを膨らませていきますか?

この段階では頭の中になんとなく浮かんだり、あるいは捻り出したイメージをギターや鍵盤を触りながら少しずつ紡いでいくという感じです。シーンの画が頭に浮かべばすぐにできてしまうこともあります。不思議とそういう風にして生まれてきた音楽は強度が高いというか、周りの反応もいいんです。なかなか生まれてきてくれない音楽っていうのは自分の中でもイメージが掴めてないことが多いので、とにかく試行錯誤を繰り返しながら完成に近づけていきます。その時の過程は苦しいですが、後に大きな経験値を落としてくれることを知っているので、とことん向き合うようにしています。

ー役者さんの演技が曲作りに影響を与えることは?

実際に稽古を見学して、このシーンはこんな意味合いも含まれていたんだな、というような台本を読んだ時は想像できなかったものが見えてくることもあるので、稽古を見てから旋律やテンポを変えたりして再度構築し直すということは頻繁にあります。

ーハナカタさんが手がける舞台音楽は、ハナカタさんの音楽性・作家性を反映しながらも、舞台の登場人物の感情が音に乗っている感覚がありました。舞台音楽を制作する際に、常に意識していることは何でしょうか。

僕がつくらせてもらうからには、自分の作家性は反映させたいといつも意識しています。作品が持つ世界観と自分の感情が交わった部分をいかに色濃く表現できるかがテーマとなります。作品が表現したい内容が伝わるように、丁度いい距離感のポジションで居られる楽曲をつくるというのも意識しています。音楽は正解のないものだとよく言われますが、その時々の正解を常に探し当てたいんです。時代と共に正解も変化していくので難しいですが、その時々でさじ加減を調整しながら、ちょうど良い場所に収まるサウンドや雰囲気を探っています。

デジタル音源を一度アナログテープに落とし込む。『花咲く港』舞台音楽のこだわり

ー『花咲く港』の音楽は、昭和16年という舞台の世界観に合わせたアナログな質感が印象的です。本公演で目指したサウンド、世界観を演出するために大切にしたことを教えてください。

最初に台本を読んだ時、果たしてこれまでの自分の経験値で表現できるのか不安でした。それでもやってみたいという好奇心のほうが圧倒的に強かったので、ぜひやらせてくださいと伝えました。当時の時代背景が思い浮かぶようなサウンドデザインにするということは常に意識していたテーマで、それをどう再現するかはかなり悩みましたね。最終的にはこれまで通りにデジタルで録ったり打ち込んだりした音を一度アナログテープに落として、それを再度デジタルに戻すという作業をしています。すごく時間も手間もかかる作業でしたが、作品が求めているサウンドに迫っていくのが実感できたので、とにかく納得いくまで、とことんつくり込みました。

ー『花咲く港』の音楽について、監督や演出の方などから何かリクエストはありましたか?

演出の細川(貴司)さんからはかなり細かなオーダーがありました。曲によっては譜面で指定してくることもあって、すごく勉強になったし何より楽しかったです。細川さん自身がトロンボーン奏者というのもあって、旋律や音のバランスに関してかなり厳密な要望がありました。それと音楽に必要以上に頼り過ぎたくないということも仰ってて、結果としてかなりシンプルに要所要所で音楽が鳴っているという構成に落ち着きました。これも自分にとっては大きな勉強になりましたね。仮に自分で全部舵を取るとなると、どうしても音楽でストーリーを組み立てたくなってしまいますが、そこをぐっと堪えて多くを語りすぎない重要さみたいなのも教えてもらいました。

ー本公演のラストシーンでは、ハナカタさんご自身が出演してメインのテーマ曲「世界は日の出を待っている」を弾き語りしています。出演に至った経緯や、出演した感想を教えてください。

細川さんと初めてお会いしたのがお酒の席だったんです。みんなでカラオケで盛り上がっていて僕も楽しくなって一緒に歌っていたのですが、その時の歌を聴いて僕の弾き語りを最後のシーンで使ってくれることになったそうです。あの時カラオケで一生懸命歌っておいてよかったなって思いました。出演のお話を聞いた時は驚きました。ほんの少しですが、台詞もあったんです。稽古では声が震えて足もすくんでしまって。肩身が狭かったですが、周りの役者さんたちの熱量に励まされながらなんとか最後までやり切ることができました。音楽をつくりながら稽古に参加させてもらっていたあの時間は「かけがえのない経験をさせてもらっている」という感覚がいつもありました。

ーサントラに収録されている楽曲以外に、本公演では効果音も含めたサウンド全般を手掛けています。効果音づくりで意識した点は何でしょうか。

本当はすべての音をフィールドレコーディングで収めたかったのですが、環境的にどうしても録音が難しい音があったので既存の音を編集して使ったものもありました。これまでの作品でも何度かフィールドレコーディングの経験はありましたが、ここまでしっかり録ったのは初めてでした。『花咲く港』では汽笛の音がサウンド的にひとつのテーマというか、象徴になっている気がして、これはどうしても自分の手で録音したいと思って。近くの港に問い合わせをして船が出て汽笛が鳴る時間を教えてもらって、その時刻にハンディーレコーダーを持って行って録りました。

『Small Melodies』のターニングポイントにもなった『小さな星の王子さま』の音楽

ー『小さな星の王子さま』のプロジェクトにハナカタさんが参加した経緯を教えてください。

企画の段階で「こんなプロジェクトを考えているから音楽をお願いしたい」というオファーをいただきましたが、ちょうど他の仕事と重なっていた時期で自分も手が空いてなくて、曲を作りをはじめたのはかなり後になってからでした。演出の藤岡武洋さんは以前に『ブレーメンの音楽隊』という舞台でも音楽をつくらせてもらっていて、僕が得意なことや苦手なことを理解してくれていたと思うので安心感がありました。今回は生演奏でやってみたいというお話をされていて、バンドで盛大にやってみようという流れになりました。演劇公演にバンド編成で関われることがとても嬉しかったです。

『小さな星の王子さま』の音楽は、全体的に温かみのあるサウンドが印象的です。音楽や歌詞制作にあたって目指したサウンド、世界観を演出するために大切にしたことを教えてください。

まずストーリーを読んで、普段自分がつくっている音楽をそのまま当ててもハマりそうだなと感じました。サウンドのイメージは頭の中に既にあったので、作曲する時はそれを形にするだけでしたが、歌詞は時間がかかりました。これまで歌詞に関しては響きが気持ちよければそれでいいというスタンスだったんです。でも『小さな星の王子さま』は台本を読んで稽古を見学させてもらっている時に、共感する部分がたくさんあって。自分の言葉でも物語に色をつけたいと思って、歌詞にもメッセージ性を持たせることにしました。ちなみにこの作品は後に発表したアルバム『Small Melodies』を制作するにあたってとても大きな影響を及ぼしました。振り返ってみると、とても大きなターニングポイントだったと思います。

ー監督や音響、脚本、演出の​​方などからリクエストを反映するのに苦労した点があれば教えてください。

一旦は自由につくってみてください、とこちらに任せてくれました。確保してくださった予算の関係もあり演出の方からは、僕がこれまでリリースした曲で合いそうなものがあればそれでも構いませんと言ってくれたんです。でもせっかくなら全曲書き下ろしでやりたかったので、つくらせてもらいました。

曲数も多くてリミットもあるので後々大変になるだろうと覚悟はしていましたが、追い詰められた時にしか生まれないアイデアやマジックがきっとあると思っていたので、全部楽しんでみようと挑みました。うまくいく時とそうじゃない時が当然あるので、なかなかできない時は苦しくて焦ります。また、実際につくってみて演出の藤岡さんにデモを聴いてもらうと「このシーンではもっとシンプルに」「音の隙間がほしい」などの要望があって、ブラッシュアップさせたり一から作り直したりすることもありました。

苦労しましたが、すごく楽しかったです。自分ひとりでつくっていたらこんなアプローチはしていないだろうな、というアレンジも随所にあるので、舞台作品に作らせてもらった感覚があります。今思うととてもありがたいです。

ー本公演では、ハナカタさんバンドが音楽を生演奏しています。演奏にあたって難しかった点や、工夫したことを教えてください。

生演奏の音楽劇は、初めての挑戦でした。曲のスタートが常に台詞をキッカケにしていたので、譜面と同時に台本も追わないとならなくてその点でとても苦労しました。あと、バンドメンバーで集まって演奏をしたのがかなり稽古の後半になってからだったんです。ゲネプロで僕のキュー出しが全然うまくできなくてもうボロボロで。バンドメンバーで話し合って「これはマズいぞ」ということになって、コントラバスを担当してくれた大村太一郎さんにキュー出しをすべてお願いしました。彼はいつも一歩引いた冷静な目で場の状況をコントロールしてくれるので、結果的に上手くいきましたね。おかげで自分は歌と演奏に集中できたので手応えを感じながら本番を乗り切れました。

ー舞台監督である吉田剛治(ヨシダワークス)さんのブログにて「エンディングの演奏で、感極まり声が出なくなって、シャウトしていたハナカタさんの姿を舞台袖で見ながら涙を流した私でしたよ」という記述がございました。当時の心境について教えてください。

最終日の公演でエンディングを歌っている時ですね。これを歌い終わったらもう終わってしまうのかと思ったらすごく寂しくなってきてしまって、もっと歌いたいと思ってシャウトしたんだと思います。舞台音楽であれをやってしまってよかったのかどうかはわかりませんが、つくった音楽がちゃんと全部機能してくれたぞって確信した瞬間でした。

ーサウンドトラック化にあたり、意識した点は何でしょうか?

『花咲く港』の音楽は録音物を制作することが目的でしたが、『小さな星の王子さま』は生演奏が一旦のゴールだったので、周りの人たちに聴いてもらうとりあえずのデモ音源しかなかったんです。なので一から全部録りました。本番にバンドの皆が素晴らしい演奏をしてくれたので、当然そこに引っ張られてアレンジを加えた箇所もありました。僕の場合は生演奏とスタジオ録音では違うベクトルで捉える必要があると思って、音の構築から再度考え直しました。特に大事にした要素は、僕がデモで提案した音源の初期衝動的な要素と、舞台でバンドの皆が鳴らしてくれた時の感動を両方ともちゃんとパッケージしてあげることです。

形にしないと判断できないこと、追い込まれた時に生まれる閃きがある

前回のインタビューにて、舞台音楽をつくることについて「自分では思いつかないようなテーマでオファーをもらうこともあり、サウンドアプローチやメロディ展開で発見がある」とおっしゃっていました。今回の2作で新たな発見があれば教えてください。

それぞれの作品でありましたね。『小さな星の王子さま』は歌詞で伝えることでした。これまでは歌詞の内容にそれほど重きを置いてなかったというか。稽古を見た時に自分の中にある感情と重なる部分をたくさん感じて、自分の感情をそのまま言葉で伝えてみようと思いました。(収録曲の)「きつねのうた」は自分の中にある感情をそのまま歌っただけなんです。もちろん台本を通してですが。普段自分はこんなことを思っていたんだなと気づかされました。

『花咲く港』では、特にこれまでやってこなかったジャンルへのチャレンジとなったので、これも自分で生み出したというよりも作品に作らせてもらったような感覚のほうが強いです。例えば「世界は日の出を待っている」ではソロの掛け合いのセクションがありますが、こういったアプローチは自分ではやってこなかったんです。演出の細川さんにはもっとスリリングな雰囲気が欲しいということを何度も指摘されてすごく苦労して。かなり具体的なところまで突っ込んでもらって試行錯誤しました。ただスリリングな演奏というだけだと、この作品の雰囲気とはまたかけ離れてしまうと思ったので、自分の頭の中にある確固たる理想のプレイヤー像みたいなものを想定して頭のなかでアンサンブルをさせて、それをなんとなく形にして仕上げていくという作業でした。初めての試みでしたが、とても楽しかったです。結果的にすごくうまくいったと思っています。一人で黙々とつくっていたらおそらく出てこないアイデアでした。

ー舞台音楽づくりのスタンスについて伺います。感情表現や場面説明などあらゆる要素を音楽のみで表現して完結させるスタイルなのか、それとも演技で補完できる余白を残すのか、どちらになりますか?

作品によって音楽の役割が変わってくると思っていて、『小さな星の王子さま』は音楽劇ということもあって音楽のみで完結できるくらいの強度を持たせています。対して『花咲く港』は後者の余白を残したつくり方になっていて、お芝居があってこそちゃんと機能する楽曲たちだと思っています。とくに「国防婦人会コシキ支部」は映像の印象が強く残っていて。このままサントラに落とし込んでも大丈夫なのかなという心配はありましたが、最初に細川さんにデモを聴いてもらった時にすごくいいリアクションが返ってきたのを思い出して。サントラとしてリリースするにあたって、リアレンジをすることも考えましたが、きっと失われてしまう要素もあると思ってそのままの状態でリリースすることにしました。

ー舞台音楽の制作が、ハナカタさんご自身の楽曲に影響を与えることはありますか?

とても大きな影響があります。まず絶対的な締め切りがあるので、頭だけじゃなくて手を動かさないとどうにもならなくて、思いついたアイデアはとにかく全部試してみるんです。自分の作品であれば納期があってないようなものなのでずるずる作業をしてしまうのですが、舞台音楽は明確なデッドラインがあるのでとにかく一旦形にしてみる。形にしないと判断ができないことがたくさんあると知りました。追い込まれた時にしか生まれないかもしれない閃きがあることも改めて感じました。

ーハナカタさんが思う、舞台音楽づくりの面白さ・魅力とは何でしょうか?

家でコツコツとつくっていた音楽が舞台の上だと全く違う聴こえ方になる瞬間があって、そういう予想を超えた感動が幾度もあるので、その度につくらせてもらった幸せを感じます。役者さんのお芝居によって音楽を押し上げてもらう感覚もありますし、作品・お芝居とどんな関係であっても楽曲がちゃんと機能してくれた瞬間は特別な喜びがあります。

『花咲く港』INFORMATION

『花咲く港』オリジナル・サウンドトラック

2023年6月6日(火)リリース
PENTACOAST

トラックリスト
01.世界は日の出を待っている
02.遺児来たる
03.コシキ島造船
04.国防婦人会コシキ支部
05.嵐の島
06.晴れた日
07.里枝のハーモニカ
08.軍歌
09.予告編・テーマ曲
10.世界は日の出を待っている(弾き語り)

公演概要

市民参加演劇公演「花咲く港」
2023年2月25日(土)26日(日)
会場:高知県香南市夜須公民館マリンホール

あらすじ

『アスノフネデユク ヨキヘヤタノム コチラ ワタセケンゾウ イジ ワタセケンスケ』
昭和16年秋。黒潮に浮かぶ絶海の孤島で、島唯一の旅館かもめ館を営む女主人おかのの元に電報が届いた。差出人は二十年前、造船所をつくろうとして、失意のうちに島を去った男の息子を名乗る人物。
週に一度の船が港に着く日、歓迎に集まった島の人々の前に現れたのは立派な紳士。思い出話に花を咲かせていると、そこにもう一人ワタセケンスケを名乗る男が現れる。
二人の男が巻き起こす島を巻き込んだ大騒動の結末は───。
昭和の劇作家、菊田一夫が戦時下に書き上げた傑作喜劇が、高知の港町・夜須で色鮮やかに立ち上がります。

『音楽劇 小さな星の王子さま』INFORMATION

『音楽劇 小さな星の王子さま』オリジナル・サウンドトラック

2023年6月6日(火)リリース
PENTACOAST

トラックリスト
01.地球のテーマ
02.ばらのうた
03.王さま入場のテーマ
04.王さま退場のテーマ
05.うぬぼれ男のテーマ
06.大酒呑みのテーマ
07.実業家のテーマ
08.点灯夫のテーマ
09.地理学者のテーマ
10.バラ園のテーマ
11.きつねのうた
12.エンディング

公演概要

藁工ミュージアム「いろいろいろを楽しむ演劇 Project2021」
演劇公演「祝祭 音楽劇 小さな星の王子さま」
2021年7月30日(金)31日(土)
会場:高知県立美術館ホール

小さな星に住む王子さま。
ある時王子さまは自分の星を旅立ちます。
旅の中で王子さまが出会うさまざまなひとたちは、とても個性豊かです。
それぞれにおもしろさのあるそんなひとたちは、
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人との出会いは、いろんな気持ちを湧きあがらせ、
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このお芝居を観て、あなたはどんなことを想い、何に気づくでしょうか?
さぁ、王子さまの旅をあなたも一緒に見守ってみましょう!

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ハナカタマサキ

1979年1月23日生まれ、山梨県出身。高知県佐川町在住の宅録音楽家。

作詞作曲、ほぼすべての楽器演奏、プログラミング、録音を一人で行い、独自のポップミュージックをつくり出す。玩具などを使用したミニマルから、エレクトロニカ、フォーク、フルオーケストレーションまで多彩なサウンドを纏った楽曲を制作。アートワーク制作やレーベル〈PENTACOAST〉(ペンタコースト)の主宰も自身で行っている。
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