5人組の新鋭・Drive Boyの躍進。時代に即した柔軟な活動の先に見据えるもの|BIG UP! Stars #88

BIG UP! Stars

文: 峯岸 利恵  写:大地  編:riko ito 

DIGLE MAGAZINEが音楽配信代行サービスをはじめ様々な形でアーティストをサポートしている『BIG UP!』を利用している注目アーティストをピックアップして紹介するインタビュー企画。第88回目はDrive Boyが登場。

ダンス、ソウル、90’sのUKハウスなど、様々な音楽的エッセンスを融合し、アップデートし続ける5人組バンド・Drive BoyUnderworld(アンダーワールド)の代表曲「Born Slippy」に由来したバンド名で、聴く者を心地よい音の世界にトリップさせつつ、過去にはUKツアーや韓国公演も成功させた新進気鋭のバンドだ。

そんな彼らが、9月21日に最新曲「Time Flies」をデジタルリリースした。流れるように過ぎる時間(=Time Flies)の中で得てきた自らの経験を振り返りつつ、バンドとしての更なる前進を期待させるダンスナンバーだ。

今年の夏には<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022>への出演も果たすなど躍進を続ける彼らは、どのように結成され、どのようにサウンドメイクを行っているのか?最新曲の話はもちろんのこと、MV制作を含めたディレクションも自らで行っているクリエイティブなバンドの成り立ちについても知るべく、Ryutaro Otake(Gt&Vo)、Junichi Ishibashi(DJ&Smp)、Syunpei Ogawa(Ba)の3人に話を伺った。

バンド結成の経緯と自由な活動の背景

ーまずは、バンド結成の経緯について教えてください。

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Ryutaro Otake(Gt&Vo):

最初はメロディックパンクをやっていたりもしたんですけど、元々エレクトロ系のダンスミュージックも好きだったんです。その上で、これまで自分が聴いてきた様々な音楽的エッセンスを併せ持ったものを具現化したくて、高校の同級生だったSyunpeiや、10代の頃にライブハウスで知り合ったSyun Mori(Dr)に声を掛けつつメンバーを集めて、Drive Boyを結成しました。その当時から、大きなフェスに出演したいという目標を掲げつつ、海外ツアーなどのインターナショナルな活動をしていきたいという考えはありました。
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Syunpei Ogawa(Ba):

高校で最初にOtakeとバンドを組んだ時は、blink-182(ブリンクワンエイティートゥー)のコピーもやっていたしね(笑)。
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Ryutaro Otake(Gt&Vo):

うん。「Always」ね(笑)。そこからオリジナルで楽曲を作るようになっていったんですけど、自分自身がジャンルに縛られない音楽の聴き方をしていたということもあって、音楽的なシフトチェンジに関しての違和感はなかったです。その考え方にメンバーも「いいんじゃない?」と乗ってくれましたし、結成当時から今に至るまで、自由に好きなことができています。

-2020年12月頃にIshibashiさん、その後Yuno(VJ)さんが加入されたということで、そこに関しての経緯はどのようなものだったんでしょう?

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Junichi Ishibashi(DJ&Smp):

僕は元々Drive Boyのファンで、僕が在住している茨城でイベントをやる時に、是非彼らにライブしてほしい!とオファーしたのが出会いです。最初に誘ったライブは、あまりに楽しみ過ぎて記憶がないんですけど……(笑)。そこから何度もライブに行くようになり、親しくなっていく中で、2020年にキーボード&シンセサイザーを担当していたメンバーがコロナ禍の影響もあって脱退してしまうという話を聞いて、そのタイミングで加入することになりました。ひとりのファンとしても、その脱退でバンドを止めてほしくなかったという気持ちもありましたし。
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Syunpei Ogawa(Ba):

やる気と元気とフットワークの軽さで決まった感じはあるよね。
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Ryutaro Otake(Gt&Vo):

ほんとそんな感じの軽いノリではあったね。二つ返事でやるって(笑)。前任メンバー脱退の翌週から一緒にスタジオに入っていましたし、一所懸命やってくれています。

ーDrive Boyの皆さんは、コロナ禍という状況をどのように受け止めていますか?

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Syunpei Ogawa(Ba):

ライブが無くなったというのは大きな変化ではありましたけど、今の時代って、ライブをすることだけが音楽じゃないとも思いますし、そこまでネガティブに捉えてはいないです。
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Ryutaro Otake(Gt&Vo):

そうだね。色々なフェスのオーディションに応募して、優勝して出演権を得ていたりもしていた中で、それらが軒並み中止や延期になっていくという状況は悔しかったですけど、Ishibashiのようにバンドのことを想って動いてくれる人もいたし、できないものはできないと割り切りながら、前向きに考えていました。VJを加入させようとしたきっかけにもなりましたしね。自分たちができる最高の形でライブ活動をスタートさせたかったので、ひとつひとつ緻密に計画を立てていきながら、その時を迎えるまで準備していました。
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Syunpei Ogawa(Ba):

当時はメンバーみんなで一緒に暮らしていたので、バンド活動も滞ることなくできていましたしね。

ーそうだったんですか!

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Ryutaro Otake(Gt&Vo):

全員ではないですけど、Drive Boyハウスを作って一緒に生活していました。その方が色々なことが手っ取り早いなと思ったので。

ー音楽に向き合いやすい環境だったり、メンバーとの円滑なコミュニケーションだったりというのは、音楽制作にはプラスに働いていきました?

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Ryutaro Otake(Gt&Vo):

楽曲を作るマインドに変化をもたらすことはほとんどないですね(笑)。楽曲制作においては、僕がひとりで作って、完成したものをメンバーに渡すフローなので。基本、自分がインプットしてきた様々な要素を、自分なりの解釈でアウトプットして音楽にしていくという作業なので、そこに対する影響はほとんどないです。でも、楽曲制作以外のバンド活動が円滑に行えるという点でとてもストレスフリーになったのは大きかったですね。
次ページ:“自分が楽しむこと”と“相手が楽しむこと”の共通項を模索したい

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DIGLE編集部

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