イラストレーター・オザキエミさんが選ぶ作業BGMや帰り道に合う5曲|Gridge Creators Music

Gridge Creaters

文: Yuya Eto 

クリエイティブ配信プラットフォーム『Gridge』とのコラボインタビュー企画「Gridge Creators Music」。1回目はちょっぴり毒のある世界観が話題のイラストレーター・オザキエミさんが登場。彼女が作業中や帰宅時に合う5曲を選んでくれました。

絵を描くことで現実とのギャップの苦しみから開放された

ー自己紹介をお願いします。

インタビュイー画像

オザキエミ:

イラストレーターのオザキエミです。現在東京を中心に音楽やファッション、web媒体の挿絵や飲料水のパッケージなど、ジャンルを問わず幅広く活動しています。展示も積極的に企画・参加しています。

ーイラストレーションを始めたきっかけを教えてください。

インタビュイー画像

オザキエミ:

昔から絵を描くことは好きでずっと描いていたのですが、イラストレーションで食っていこうとは全く思っていなくて。アートディレクターになりたくて東京の美大に入学し、学生時代はずっと広告やグラフィックデザインについてを学んでいました。その間も絵はちょこちょこ描いていたんですが、あくまで気晴らしという感じでした。

イラストレーターの道を本格的に考えるようになったのは卒業してデザイン事務所に入社してからです。もともと自分の世界観を表現したいという欲が強くて、「デザイン」でもそれができると学生の頃は思っていたんですよね。でも実際にその世界に入るとそういった欲は抑えて、クライアントの要望や抱えている問題を解決していくということが重視されました。
その現実とのギャップからなかなか抜け出せず、苦しさの反動でまた絵を描き始めたら、「ああ、これだ」となったのがきっかけです。それから仕事をしながら絵も描き続け、徐々に自分の絵で勝負していきたいと思うようになり、退社してイラストレーターとして独立しました。

提供:Gridge
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ー「ちょっぴり毒のある世界観」はどういった影響からきてるんでしょうか。

インタビュイー画像

オザキエミ:

学生の頃の絵からはそういうのは感じられなかったんですよね。となると、やっぱり社会人になってから色々経験して生まれた毒だと思います(笑)。
世の中って理不尽なことだらけで、立場上言いたくても言えない、あえて言わないことばかり。ちょっとしたことでムカつき、妬んだり嫉んだりしてイライラやモヤモヤは日常茶飯事。どうして私がこうじゃないといけないの?とか。表に出したくてもあけすけにできないことがたくさんあると思います。でもイラストとしてならそういう決してポジティブとは言えない自分の感情や事柄も、共感として受け入れてもらえるんじゃないかと思って、そういう要素を取り入れ始めました。

誰しもブラックな部分があると思うし、むしろその方が人間的だから悪いことじゃないんだよ、という気持ちを込めつつ、あまり直接的・説明的になりすぎずポップな表現になるように心がけているので、そのバランスで「ちょっぴり毒のある世界観」が出来上がっていったんだと思います。
今ではその要素を故意に入れない絵にも毒っぽさが感じられるようになってきていて、すっかり自分の中に染みついた感覚と表現なんだなあと思っています。

提供:Gridge

次ページ:オザキエミさんと音楽の付き合い方

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Yuya Eto

DIGLE MAGAZINE編集長。フェスとフクロウが好き。

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