気鋭クリエイター選曲の“Best of 2023”プレイリスト|boygenius、betcover!!など

Playlist

文: DIGLE編集部  編:riko ito 

毎月テーマを設けてインタビューやコラム、プレイリストを掲載していく特集企画。2023年12月/2024年1月合併号は“Best of 2023 ー音楽シーンの現在地ー”と題し、アーティストやクリエイターたちが2023年に影響を受けた音楽を深掘りしていく。今回の記事では、カルチャーシーンで話題のクリエイターたちが“Best of 2023”をテーマに制作したプレイリストをお届け。

新進気鋭のクリエイターたちに特集テーマに添った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、パソコン音楽クラブのトレーラームービーなどの制作にも携わったグラフィックデザイナー・田村育歩、カルチャー界隈で活躍するクリエイターたちも数多く通う美容室、nanuk SHIBUYAの美容師・asakoSkaaiZINをはじめ数々のアーティストを撮影するフォトグラファー・倉島水生さらさHomecomingsが出演したイベントプロジェクト<Candlelight>の主催者・アリサの4名が登場。

今月の特集テーマ“Best of 2023”のもと2023年を振り返るコメントを書いてもらい、今年よく聴いた楽曲や特に影響を受けた楽曲を選んでもらいました。

さらにプレイリストには、優河グソクムズreinaBillyrromをはじめ、今回の特集にまつわるアーティストの楽曲も編集部が追加。クリエイターたちの選曲とあわせて、ぜひ聴いてみてください。

田村育歩(グラフィックデザイナー)

Select for “Best of 2023”

パソコン音楽クラブ「Day After Day feat. 高橋芽以
Cocco「強く儚い者たち」
betcover!!「不滅の国」
ぎがもえか「横に縦に」
odol「遠い街」
宇多田ヒカル「Gold ~また逢う日まで~」

コメント

東京に来てもうすぐ4年が経とうとしている。上京を機に借りたアパートが、少し手狭に感じるようになってきた。

相変わらず、自分は愚直で不器用な人間だと思う。
今年も自分の不甲斐なさに辟易しながら、何としても作る仕事に携わっていたいと、粛々と仕事と制作を続けた。
ただ、そうした自省と戸惑いの積み重ねが、自分と社会を繋げてくれていると実感する。

来年は引っ越しをしようと思う。

PROFILE

田村育歩(たむら いくほ)

1997年7月16日生まれ。愛媛県松山市出身。東京都在住。尾道市立大学芸術文化学部美術学科 グラフィックデザイン専攻を卒業。
グラフィックデザイン、タイポグラフィ、映像、3DCG、などの分野を中心に、グラフィック領域における視覚表現の探求を通じた、新しい情緒的価値の創造を実践しています。
主なWorksに パソコン音楽クラブ『FINE LINE』全曲トレーラームービーM07「Omitnak」、minmi 「Light it up」カバーアートワーク、AI OTSUKA REMIX PROJECT「さくらんぼ (Kan Sano Remix)」MVへのグラフィックワークの提供 など。

asako(nanuk渋谷・美容師)

Select for “Best of 2023

折坂悠太「トーチ」
B’z「イチブトゼンブ」
中村佳穂「NIA」
5lack「つかの間」
Mr.Children「innocent world」

コメント

太陽に起こされて急いで向かう早朝の海。ヘトヘトで海から家に帰る夕暮れ時。海で得た何かに希望を感じて帰っている時の温かな車内。新しい特別な時間がルーティーンとして確立してきた2023年。
去年の4月からサーフィンを始めて、海の中でいろんなことを考えて波に乗る時間が私の特別時間。行くたびにサーフィンが好きになるんです。海を感じて太陽たくさん浴びて心が豊かになった気がする。始めてからあっというまの1年半。サーフィンはまだまだですが、東京から海へのエスケープが今の私の大切で楽しい過ごし方です。
サーフィンを通してできた新しい車時間。そんな時に聞く曲たちは統一感がないけど、いつも自分をワクワクさせたり、落ち着かせたりしてくれる。移りゆく景色と一緒に目と耳で聴いたり、熱唱したりするのが好き。

INFORMATION

asako(あさこ)

くせ毛と旅行が好きです* パーマもカラーもお任せください^^

nanuk SHIBUYA(Hair Salon)

“enjoy a quality of yourself ”「自分らしさを、楽しむ」をコンセプトに、独創的な“New Standard”を追求し、ファッションやライフスタイルに対して想像性をかき立てるhair designを提供します。

Open
月・水・金 11:00-20:00
木 11:00-19:00
土・日・祝日10:00-19:00

TEL
03-6450-6032

ACCESS
東京都渋谷区渋谷1-11-3第1小山ビル-4F

倉島水生(フォトグラファー)

Select for “Best of 2023

上原ひろみ, 馬場智章, 石若駿「FIRST NOTE」
YELLOW MAGIC ORCHESTRA「THE END OF ASIA」
Rosalyn「The Deja Vu」
宇多田ヒカル「気分じゃないの (Not In The Mood)」
ZIN「A long way」

コメント

2023年は上京3年目に差し掛かる時機で空がよく見える部屋に引っ越し、朝方にかけて作業をしながら季節のうつろいを傍観して時を過ごした。街中は昨年より随分とマスク姿が減り、酒缶のごみが増えたように思う。海の向こうではいつもどこかで争いが起き、東京の物価は高い。旧居は立派なマンションに変わった。掴みどころのない生活の中で、私の輪郭を支えてくれたのは音楽、それと尊敬する表現者が見せてくれる生き様だった。

PROFILE

倉島水生(くらしま みう)

フォトグラファー。
岐阜県出身・1999年生まれ。 高校を卒業後記念写真館にて勤務し、スタジオポートレートを学ぶ。 退職後、フリーフォトグラファーとして活動する傍ら、作品制作もしている。

アリサ(イベントプロジェクト<Candlelight>主催者)

Select for “Best of 2023”

Homecomings「i care」
Dev Lemons「You Tear Me Apart」
boygenius「Without You Without Them」
BROTHER SUN SISTER MOON「Cactus」
さらさ「火をつけて feat. 松尾レミ

コメント

1年の自分の内面的な変化や流れに寄り添う5曲を選びました。これらの楽曲は、今年立ち上げた音楽イベントプロジェクト<Candlelight>の制作過程でも影響を受けています。
今まさに世界の大量虐殺を目の前にしているなか「良い1年だった」と言うことが私には難しく、ふとした瞬間に心臓が騒々しく疼く、そんな年末です。音楽というのは、それらの状況に即効性や実行力を持って解決をもたらすものではないかもしれません。それでも、見えにくくても確かに存在する手に応答する方法として、あるいは痛みしか知らず絶望の淵に行ってしまいそうなときに人間を引き戻してくれる癒しとして、音楽は変わらず私たちに必要な存在なのだと改めて信じたいと思います。

PROFILE

アリサ

音楽イベントプロジェクト<Candlelight>主催者。2023年11月21日に渋谷WWW Xにて、さらさ・Homecomings・手話パフォーマーを迎えた初回ライブイベント<Candlelight>を開催。個人でも性やジェンダーに関するテーマを中心に、周縁化されやすい存在やものごとに関心を向けて表現活動を続けている。

気鋭のクリエイターが選曲する“Best of 2023”プレイリスト

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